ハクサンチドリ
ハクサンチドリ | |||||||||||||||||||||
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中央アルプス 空木平・2008年7月 | |||||||||||||||||||||
分類(APG III) | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Dactylorhiza aristata (Fisch. ex Lindl.) Soó | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ハクサンチドリ (白山千鳥) |
ハクサンチドリ(白山千鳥)はラン科ハクサンチドリ属の多年草の高山植物。和名は白山に多いこと、花の付き方が千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名付けられた。北海道~中部地方以北の高山帯の湿り気のある場所に生える。
目次
1 特徴
2 栽培
3 品種
4 画像
5 脚注
6 参考文献
7 関連項目
8 外部リンク
特徴
高さは10~40cm。花期は6~8月で、茎の先端に総状花序の赤紫色の花を多数つける。まれに白花の個体もある。花冠は唇形であり、先端が3裂している。
栽培
花が美しいことから園芸店などでしばしば販売されるが、北方寒冷地の植物であるため暖地での栽培は困難である。
株自体の寿命も長くはないようで、増殖率も良くないため寒冷地でも維持はそれほど容易ではない。
無菌播種などによる増殖は可能だが、播種培地に高濃度の硝酸イオンが含まれていると初期成育が阻害されるなど、一般に商業生産されているランと培養特性はかなり異なる。
品種
ウズラバハクサンチドリ(鶉葉白山千鳥、学名:Dactylorhiza aristata (Fisch. ex Lindl.) Soó f. punctata (Tatew.) F.Maek. ex Toyok.[1] ) - 葉に薄紫色の斑点があるもの[2]。
シロバナハクサンチドリ(白花白山千鳥、学名:Dactylorhiza aristata (Fisch. ex Lindl.) Soó f. albiflora (Koidz.) F.Maek. ex Toyok.[3] ) - 白花のもの[2]。
ウズラバハクサンチドリ
D. aristata f. punctata
シロバナハクサンチドリ
D. aristata f. albiflora
画像
ハクサンチドリ(北海道 富良野岳・2006年7月撮影)
白花個体
ハクサンチドリの群生
脚注
^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Dactylorhiza aristata (Fisch. ex Lindl.) Soó f. punctata (Tatew.) F.Maek. ex Toyok.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2014年1月27日閲覧。
- ^ ab豊国 (1988)、528頁
^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Dactylorhiza aristata (Fisch. ex Lindl.) Soó f. albiflora (Koidz.) F.Maek. ex Toyok.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2014年1月27日閲覧。
参考文献
- 豊国秀夫 『日本の高山植物』 山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、1988年9月。ISBN 4-635-09019-1。
関連項目
- 高山植物
外部リンク
ハクサンチドリの標本(北海道礼文島で1966年7月5日に採集) (千葉大学附属図書館)- “日本のレッドデータ検索システム「ハクサンチドリ」”. (エンビジョン環境保全事務局). 2014年1月27日閲覧。
Dactylorhiza aristata (Fisch. ex Lindl.) Soó (The Plant List)(英語)