ジム・マーシャル (野球)




















































ジム・マーシャル
Jim Marshall
基本情報
国籍
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地
イリノイ州ダンビル
生年月日
(1931-05-25) 1931年5月25日(87歳)
身長
体重

6' 1" =約185.4 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席
左投左打
ポジション
内野手
プロ入り
1950年
初出場
MLB / 1958年4月15日
NPB / 1963年
最終出場
MLB / 1962年9月28日
NPB / 1965年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

選手歴





  • ボルチモア・オリオールズ (1958)


  • シカゴ・カブス (1958 - 1959)


  • サンフランシスコ・ジャイアンツ (1960 - 1961)


  • ニューヨーク・メッツ (1962)


  • ピッツバーグ・パイレーツ (1962)


  • 中日ドラゴンズ (1963 - 1965)




監督・コーチ歴




  • シカゴ・カブス (1974 - 1976)


  • オークランド・アスレチックス (1979)

  • 中日ドラゴンズ (1981 - 1983)




ルーファス・ジェームス・マーシャルRufus James Marshall、1931年5月25日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州出身の元プロ野球選手(内野手)・コーチ・監督。




目次






  • 1 経歴


  • 2 詳細情報


    • 2.1 年度別打撃成績


    • 2.2 表彰


    • 2.3 記録


    • 2.4 背番号




  • 3 脚注


  • 4 関連項目


  • 5 外部リンク





経歴


1950年にシカゴ・ホワイトソックスと契約し、1958年にボルチモア・オリオールズでようやくメジャー初昇格。1958年シーズン途中にシカゴ・カブスに移籍し、その後もサンフランシスコ・ジャイアンツ(1960年 - 1961年)→ニューヨーク・メッツ(1962年)→ピッツバーグ・パイレーツ(1962年)と計5球団を渡り歩く。


1963年、日本プロ野球初の現役メジャーリーガーとして中日ドラゴンズに移籍(それまで日本球界では、兵役中にアルバイトとしてプレーしたレオ・カイリーや、ラリー・ドビーなど戦力外通告を受けたメジャー経験者がプレーしたケースはあったが、マーシャルは前年までメジャーのレギュラー野手だった)。オープン戦では大スランプでファンをやきもきさせたが、公式戦に入るとメジャーの貫禄を見せて打ちまくった。江藤慎一、ボブ・ニーマン(後に移籍してきた葛城隆雄)とクリーンナップを組んだ。特に巨人戦には滅法強く、バントヒットも得意にしていた。1964年6月17日の巨人戦(後楽園)で5回表、マーシャルはレフトフェンス際に大飛球を放った。レフトの相羽欣厚がジャンプしてこのボールを取ろうとした直前、レフトスタンドのファンが身を乗り出してこのボールを取ってしまった。球場の観衆は最初は「ホームランか?」と色めきたったが、レフト線審は「ファンがボールを取らなければ捕球できた」と判断してアウトを宣告。中日側はこの判定を不服として審判団に猛抗議し、一時監督の西沢道夫が「没収試合も辞さない」とベンチ内の選手を引き上げさせたが、球団フロントや球場にいた鈴木龍二セ・リーグ会長の説得もあって「提訴試合」とする事を条件に試合は再開された。この事は「幻のホームラン事件」としてしばしば紹介されている[1]。オールスターゲームに3年連続出場を果たし、1964年に中日球場で開催された第2戦ではMVPを獲得。得た副賞の軽自動車をたいそう気に入って球場への足代わりに使っていたという。1965年引退。


帰国後はメジャー球団のコーチやマイナーの監督を歴任し、カブス(1974年途中 - 1976年)→オークランド・アスレチックス(1979年)では監督を務めた。アスレチックス時代は、首位打者に盗塁王を獲得したリッキー・ヘンダーソンをマイナーから抜擢した。1981年からは親友だった監督の近藤貞雄に招聘され[2]、古巣・中日の一軍総合コーチに就任。ケン・モッカを日本に紹介したほか、平野謙をレギュラーに押し上げ、1982年のリーグ優勝に貢献。1983年退任。その後はアメリカに帰国し、ヤンキース→ホワイトソックス傘下のマイナーリーグ監督を歴任。1998年にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスの創設に尽力し、現在はチームのシニアアドバイザー(太平洋沿岸地区担当)を務めている。


相手チームのファンの一人が打席のマーシャルに対し、「マーシャルの子供は『子マーシャル!』」という野次を飛ばしたところこれが観客に受け、場内は爆笑で包まれたという(「中日スポーツ」記事より)。



詳細情報



年度別打撃成績































































































































































































































































































































































































































































O
P
S

1958

BAL
85 211 191 17 41 4 3 5 66 19 3 2 0 2 18 0 1 30 4 .215 .283 .346 .629

CHC
26 94 81 12 22 2 0 5 39 11 1 0 0 0 12 1 0 13 0 .272 .366 .481 .847
'58計
111 305 272 29 63 6 3 10 105 30 4 2 0 2 30 1 1 43 4 .232 .308 .386 .694

1959
108 331 294 39 74 10 1 11 119 40 0 1 1 3 33 0 1 39 5 .252 .326 .405 .731

1960

SF
75 136 118 19 28 2 2 2 40 13 0 1 0 1 17 0 1 24 4 .237 .336 .339 .675

1961
44 40 36 5 8 0 0 1 11 7 0 0 0 1 3 0 0 8 1 .222 .275 .306 .581

1962

NYM
17 35 32 6 11 1 0 3 21 4 0 0 0 0 3 0 0 6 0 .344 .400 .656 1.056

PIT
55 116 100 13 22 5 1 2 35 12 1 0 0 1 15 0 0 19 1 .220 .319 .350 .669
'62計
72 151 132 19 33 6 1 5 56 16 1 0 0 1 18 0 0 25 1 .250 .338 .424 .762

1963

中日
138 580 511 65 132 24 0 28 240 92 4 2 2 4 61 6 2 83 10 .258 .340 .470 .809

1964
131 558 479 64 134 21 0 31 248 88 2 1 1 4 74 7 0 73 8 .280 .376 .518 .894

1965
139 564 511 60 136 24 2 19 221 72 5 3 0 4 49 3 0 87 7 .266 .330 .432 .763

MLB:5年
410 963 852 111 206 24 7 29 331 106 5 4 1 8 101 1 3 139 15 .242 .322 .388 .710

NPB:3年
408 1702 1501 189 402 69 2 78 709 252 11 6 3 12 184 16 2 243 25 .268 .349 .472 .821

  • 各年度の太字はリーグ最高


表彰


NPB


  • オールスターゲームMVP:1回 (1964年 第2戦)


記録


NPB


  • オールスターゲーム出場:3回 (1963年 - 1965年)


背番号




  • 27(1958年)


  • 44(1958年)


  • 12(1959年)


  • 25(1960年 - 1961年)


  • 6(1962年 - 同年途中、1963年 - 1965年)


  • 14(1962年途中 - 同年終了)


  • 1(1974年 - 1976年、1979年)


  • 62(1981年 - 1983年)



脚注





  1. ^ 大リーガーの“消えた打球”はフェンスオーバーの左飛(スポニチ)


  2. ^ 与那嶺氏、『信じられない』 近藤貞雄氏ふ報に米国の親友も絶句、中日スポーツ、2006年1月4日




関連項目



  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 M

  • 北米・欧州出身の日本プロ野球外国人選手一覧#アメリカ合衆国

  • 中日ドラゴンズの選手一覧

  • 幻の本塁打一覧



外部リンク





  • 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)





  • 監督の通算成績と情報 Baseball-reference.com







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