海神
海神(わたつみ、わだつみ、うながみ、かいじん)は、海を司る神。また、海に住んでいるという神。世界各地の神話においても比較的高位の神とされている場合が多い。
各地の海神
ギリシア神話
- ポセイドーン
- ポントス
- ネーレウス
- オーケアノス
- テーテュース
ローマ神話
ネプトゥーヌス(ネプチューン)
日本神話
ワタツミ(綿津見神)- オオワタツミ(大綿津見神)
スミノエ(住吉神)- スミノエノオオミカミ(住吉大神)
- ユラヒメ(由良比女命)
ケルト神話
- リル
- マナナン・マクリル
北欧神話
- ニョルズ
- エーギル
- ラーン
ハワイ神話
- カナロア
その他
- 『伊勢物語』第八十七には、「海神がミル (海藻)を髪飾りとした」と記述がある(具体的に、どの柱かは記されていない)。
- 日本語の訓読みである「綿津見(わだつみ)」の「ツ」は助詞であり、「ミ」は神霊の意味(『広辞苑』)で、『万葉集』巻第十六にも見られる。海を「ワタ(ダ)」と読むのは、朝鮮語の海(pata)と同源とされるが、一説に「ヲチ=遠」の転ともする(『広辞苑』)。