マンチェスター・ユナイテッドFC





















































マンチェスター・ユナイテッドFC
原語表記
Manchester United Football Club
愛称
The Red Devils, The Reds
クラブカラー
   
創設年
1878年
所属リーグ
プレミアリーグ
ホームタウン
マンチェスター
ホームスタジアム
Old Trafford inside 20060726 1.jpgオールド・トラッフォード
収容人数
75,653
代表者
アメリカ合衆国の旗アヴラム・グレーザー(英語版)
監督
ノルウェーの旗 オーレ・グンナー・スールシャール (暫定)
公式サイト
公式サイト



















ホームカラー














アウェイカラー














サードカラー



■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ

マンチェスター・ユナイテッド・フットボール・クラブ(英語: Manchester United Football Clubイギリス英語発音[ˈmænʧistə juːˈnaitid ˈfutˌbɔːl klʌb] ンチスタ・ユーイティドゥ・トゥボール・クブ)は、イングランド・マンチェスターをホームタウンとする、イングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するプロサッカークラブで、世界有数の経済規模を有するクラブであり2017年度の収入規模は世界第1位[1]である。愛称は赤い悪魔(The Red Devils)もしくはレッズ(The Reds)。




目次






  • 1 概要


  • 2 歴史


    • 2.1 創立


    • 2.2 マット・バスビー時代の二度の栄光


    • 2.3 アレックス・ファーガソン時代の栄光


    • 2.4 ファーガソンの退任による迷走期への突入


    • 2.5 ファーガソンの教え子の帰還




  • 3 サポーター


  • 4 ユニフォーム


    • 4.1 歴代ユニフォーム




  • 5 タイトル


    • 5.1 国内タイトル


    • 5.2 国際タイトル


    • 5.3 親善大会(非公式大会)




  • 6 現所属メンバー


    • 6.1 ローン移籍


    • 6.2 リザーブ・アカデミー




  • 7 歴代監督


  • 8 歴代在籍選手


    • 8.1 出場試合数記録


    • 8.2 総得点数記録




  • 9 練習場


  • 10 スポンサー


  • 11 公式パートナー


  • 12 関連項目


  • 13 脚注


    • 13.1 注釈


    • 13.2 出典




  • 14 外部リンク





概要


1968年、サー・マット・バスビー監督の指揮の下、イングランドのクラブとして初めてUEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ)のトロフィーを獲得したクラブであり、その後、1999年、2008年と通算3回の優勝を経験した。また近年では1986年から2013年までクラブを率いたサー・アレックス・ファーガソン監督の下、13回のプレミアリーグ優勝と2回のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を含む20以上の主要なタイトルを獲得し、長きにわたってイングランドのフットボールをリードしてきた。2016年1月現在、イングランドのトップリーグで歴代最多となる20回の優勝を経験している[2]


2017年にアメリカの経済誌『フォーブス』が発表したクラブの資産価値では、同クラブの資産価値が36億9000万ドルと算定されており、世界のサッカークラブの中では5年ぶりに第1位である[3]。2015-16シーズンのクラブ収入は6億8900万ユーロと算定されており、12年ぶりに第1位である[4]


経済的優良クラブの典型とされてきたが、アメリカNFLタンパベイ・バッカニアーズのオーナーであるマルコム・グレーザーによって買収され、物議を醸している。マルコム・グレーザーによるクラブ支配に反対するサポーターの一部は、クラブの負債が3億2,000万ポンドに達していることに懸念し、新クラブFCユナイテッド・オブ・マンチェスターを結成した。


同じ市内にあるマンチェスター・シティとの「マンチェスター・ダービー」は、「マージーサイド・ダービー」(リヴァプール対エヴァートン)、「ノース・ロンドン・ダービー」(アーセナル対トッテナム)と並ぶ3大ダービーの一つに数えられ、世界でも有名なダービーマッチの一つである。また伝統的にライバル関係にあるとされるリヴァプールとの試合は、ノースウェスト・ダービーやイングランド・ダービー、あるいはナショナル・ダービーと呼ばれ、世界中に数多く存在する「伝統の一戦」の一つに数えられており、白熱した試合が繰り広げられてきた。


伝統的に背番号7は特別な番号として扱われており、「栄光の7番」と言われている。ジョージ・ベスト、スティーヴ・コッペル、ブライアン・ロブソン、エリック・カントナ、デビッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウド、マイケル・オーウェンなど、人気や実力においてその時代のチームを代表する選手がこの番号を付けてプレーしてきた。


クラブの一般的な略称は複数存在し、ユナイテッド(United)の他、英語圏ではニューカッスル・ユナイテッドFCなどチーム名に「ユナイテッド」が含まれる他のクラブと区別する為、マンチェスターをマンと略し「マン・ユナイテッド(Man United, Man Utd)」などと呼称・表記される。また主に英語圏のサポーターのコミュニティにおいては、チームカラーである赤色にちなんで「レッズ(Reds, The Reds)」とも呼称される。その他、新聞・雑誌のスポーツ報道やニューヨーク証券取引所のティッカーシンボルなどでは「マンユー(マンU[5][6][7]、Man U[8][9][10][11][12][13][14][15][16][17]、ManU[18][19][20]、MANU[21])」と呼称される場合もある。


1974-75シーズンを例外として、1938年からこれまで一貫してイングランドのトップリーグに属している。



歴史




マット・バスビー




アレックス・ファーガソン


マンチェスター・ユナイテッドは現在でこそイングランドを代表する名門として認識され、世界中に多数のサポーターを抱えるクラブとなっているが、その歴史自体は長いイングランドのフットボールの歴史と比較するとさほど古いものではない。また近年の成功とは対照的に、このクラブは数々の苦難を経験してきた。



創立


マンチェスターの鉄道員が中心となり、ニュートン・ヒース・ランカシャー&ヨークシャー・レイルウェイズFC (Newton Heath LYR FC)として1878年に創立。初めの数年は殆ど公式試合はせず、チーム内のメンバー同士で試合を行う以外は専ら他の鉄道会社のチームと非公式に対戦していた。1882年から1883年の間に26試合の親善試合をした記録が残っている。翌年、地元のカップ戦であるランカシャーカップに出場するも、1回戦で昨年のFAカップ覇者のブラックバーン・オリンピックのリザーブチームに7-2で敗戦した。1885年にプロサッカークラブへと転向し、1892年にはニュートン・ヒース (Newton Heath FC)へと名称を変更し、運営を行っていたが、当時のオーナーの方針で観客から入場料を取らなかったことやグラウンド移転費用が嵩んだこと等の事情が影響し、1902年に一旦破産した。その後、地元マンチェスターの醸造業主のジョン・ヘンリー・デイヴィスが500ポンドをクラブに投資してオーナーに就任し、クラブ再建に着手した。その後、1902年にチーム名が変更され、マンチェスター・ユナイテッドとなった。名称変更前の2日間だけマンチェスター・セルティック (Manchester Celtic)という名称であった。


2日間だけではあるが、セルティックと名乗ったことでこのクラブがローマ・カトリック系であると思われることが多いが、このクラブはローマ・カトリック教会とは全くの無縁である。


草創期に2度のリーグ優勝後、1910年代から1950年頃までは低迷。第二次世界大戦時には空襲でオールド・トラッフォードが被災し、戦後も資金不足から修復できず、マンチェスター・シティの本拠地(メイン・ロード)を拝借するといった有様だった。



マット・バスビー時代の二度の栄光


1950年代に入り、マット・バスビーを監督としてチームの大改革を行い、復活を遂げたかに見えたが、その矢先ミュンヘンの悲劇で主力の多数を失った。これにより英国(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)のクラブチームとして初のヨーロッパでの栄光はスコットランドのセルティックに譲ることになってしまう。ボビー・チャールトン、デニス・ロー、ジョージ・ベストらを擁して栄光を勝ち取る1960年代後半の後、1970年代に入り、世代交代に失敗。1974年には(1シーズンだけ)2部落ちの憂き目にも遭っている。ちなみに、マット・バスビーは当時からチームの愛称となっていたレッド・デビルスという名をクラブの商標や、エンブレムに使用した先駆者でもある。



アレックス・ファーガソン時代の栄光


長い低迷期を終わらせたのは、スコットランド人監督、アレックス・ファーガソンである。1986年に就任した彼は若手の育成と、暴れ馬と呼ばれた選手たちの融合に見事成功。現在に至る常勝軍団の系譜をスタートさせる。


FAプレミアリーグの優勝回数は13回で、最多優勝クラブ。旧フットボールリーグ・ファーストディビジョン時代を通じても、優勝20回は歴代1位。その他に、FAカップで11回、カーリングカップで2回、UEFAチャンピオンズリーグで3回、UEFAカップウィナーズカップで1回のタイトルを勝ち取っている。


中でも1998-99シーズンはクラブにとって特筆すべきシーズンである。ファーガソン監督の下、ユース時代から育て上げられたデビッド・ベッカム、ガリー・ネヴィル、ポール・スコールズ、ライアン・ギグスら、いわゆる「ファーギーズ・フレッジリングス(アレックス・ファーガソンの雛鳥)」と呼ばれた選手達を中心に、UEFAチャンピオンズリーグ決勝では、バイエルン・ミュンヘンを劇的な逆転で下しヨーロッパ覇者となった(カンプ・ノウの奇跡)。さらにこのシーズンはリーグ優勝とFAカップ優勝を合わせたトレブル(三冠)を達成。ヨーロッパのサッカーシーンに「赤い悪魔」の名を轟かせた。このカンプ・ノウの奇跡の試合と、FAカップでライアン・ギクスが見せたハーフライン付近からのドリブルしてのゴールは今でもサポーターの中では語り継がれている。


ヨーロッパフットボール史において、他にUEFAチャンピオンズリーグ(旧UEFAチャンピオンズカップ時代を含む)、国内リーグ、国内カップを制し、3冠を成し遂げたのは、1966-67シーズンのセルティック、1971-72シーズンのアヤックス、1987-88シーズンのPSV、2008-09シーズンと2014-2015シーズンのバルセロナ、2009-2010シーズンのインテル、2012-2013シーズンのバイエルン・ミュンヘンである。


1995年には、イプスウィッチ戦でリーグレコードの9-0の大差で勝利。2005年10月29日、ミドルスブラ戦でクリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドとしてのイングランド・プレミアリーグの通算1,000ゴール目を記録。これはプレミア最速記録でもある。


このようにプレミアシップ発足後も高い実力と人気を兼ね備え、アーセナルとともに2強と呼ばれた。しかし2002-03シーズン以降はアーセナル(2003-04シーズンの無敗優勝)、チェルシー(2004-05、2005-06シーズンにかけての2連覇)からの王座奪還を目標としていた。そして、2006-07シーズンではリーグ2連覇をしていたチェルシーとの激闘を制し、2002-03シーズン以来4年ぶりのリーグ優勝を果たした。翌2007-08シーズンではUEFAチャンピオンズリーグ決勝でチェルシーとのサドンデスPK戦を制して9年ぶりの優勝を成し遂げた。







Soccer Field Transparant.svg


デ・ヘア

ラファエル

ヴィディッチ

ファーディナンド

エヴラ

フレッチャー

キャリック

バレンシア

ナニ

ルーニー

ファン・ペルシ



2012-2013シーズンの基本フォーメーション。


ファーガソンの退任による迷走期への突入


2013年5月、27年間監督を務めたファーガソン監督が退任[22]、後任はエヴァートンFCを11年にわたり率いたデイヴィッド・モイーズが就任した。[23]移籍市場ではモイーズ監督のエヴァートン時代の教え子であるマルアン・フェライニを獲得し、冬の移籍市場ではチェルシーFCからファン・マタを獲得した。しかしスウォンジー・シティに史上初めてホームで敗戦を喫したり、プレミアリーグ以前も含めて史上初となるマージーサイド・ダービーの2強(エヴァートンとリヴァプール)に揃って2連敗するといった、記録的な敗戦も含めて成績が低迷しチャンピオンズリーグ出場権を逃した事(1994-95シーズン以来)により2014年4月22日、同シーズン限りでの解任が発表され[24]、2013-14シーズンの残りについてはライアン・ギグス(兼任コーチ)が暫定監督に就任すると発表した[25]。そしてチームは7位で終了。25年ぶりにヨーロッパのカップ戦を逃すこととなった。


2014年5月18日、オランダ代表を率いているルイ・ファン・ハールのワールドカップ後の就任が決定した[26]。暫定監督を務めたライアン・ギグスは選手を引退しアシスタントコーチへの就任が決定。


2014年夏の移籍市場において、選手の補強費用に約260億円を投じた。ワールドカップブラジル大会で準優勝に輝いたアルゼンチン代表DFマルコス・ロホとMFアンヘル・ディ・マリアを、ファン・ハール監督のオランダ代表監督時代の教え子のダレイ・ブリント、アスレティック・ビルバオからアンデル・エレーラ、サウサンプトンFCからルーク・ショー、移籍期限ギリギリになって、ASモナコからラダメル・ファルカオを獲得した。即戦力として期待されていたファルカオとディ・マリアが不調に陥ったものの、ルーニー、デ・ヘア、マタといった既存の戦力が機能し4位でシーズンを終え、来季とチャンピオンズリーグプレーオフへの出場権を獲得した。


2015-16シーズンはPSVアイントホーフェンから2014 FIFAワールドカップでオランダ代表の3位入りに貢献し、ファン・ハール監督の教え子でもあるメンフィス・デパイを始めとし、ASモナコからフランス代表FWアントニー・マルシャル、バイエルン・ミュンヘンからドイツ代表MFバスティアン・シュヴァインシュタイガー、サウサンプトンFCからフランス代表MFモルガン・シュネデルラン、UCサンプドリアからアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロ、トリノFCからイタリア代表DFマッテオ・ダルミアンを獲得した。チャンピオンズリーグにおいては、VfLヴォルフスブルク、PSVアイントホーフェン、CSKAモスクワと同席になったが3位に終わりグループステージ敗退となった。その後進んだヨーロッパリーグでも、プレミアリーグの長年のライバルであるリヴァプールFCに2戦合計1-3で敗れベスト16で敗退した。2016年5月21日のFAカップ決勝でクリスタル・パレスを延長戦で破り、12大会ぶり12度目の優勝を飾ったが、その3日後、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃すなどの成績不振により契約を1年残してルイ・ファン・ハール監督の解任を発表。同月27日、2016-17シーズンの新監督にジョゼ・モウリーニョが就任することを発表。


2016-17シーズンよりモウリーニョ体制。夏の移籍市場ではズラタン・イブラヒモビッチ、ヘンリク・ムヒタリアン、エリック・バイリーや下部組織出身のポール・ポグバを獲得した。フットボールリーグカップでは決勝でサウサンプトンを下して、モウリーニョ体制で初のタイトルを獲得した。プレミアリーグでは失点数がリーグ2位の29と堅守を披露し、クラブレコードのリーグ戦25試合連続無敗を記録したが、そのうち12試合で引き分けるなど勝ちきれない試合が続いて勝ち点が伸びず、結局ヨーロッパのカップ戦出場圏外の6位に終わった。しかし、ヨーロッパリーグでは決勝まで勝ち進み、決勝でアヤックスに2-0で勝利して同大会初優勝をあげ、欧州CL出場権を獲得した。また、ヨーロッパリーグの優勝によりユヴェントス、アヤックス、バイエルン、チェルシーに次いでUEFA主催の主要3大会を制覇した5番目のクラブとなった[27]


モウリーニョ体制2年目である2017-18シーズン。センターフォワードにエヴァートンFCからロメル・ルカク、ボランチにチェルシーFCからネマニャ・マティッチ、センターバックにSLベンフィカからビクトル・リンデロフと、昨シーズン問題のあったポジションに即戦力を獲得する積極的補強を展開。これが功を奏したのか、前半戦終了時点で14勝3分け2敗の勝ち点45と歴代優勝クラブに匹敵する好成績を叩き出すが、それを上回る空前絶後のペースで勝ち点を積んだ宿敵マンチェスター・シティFCの後塵を拝し2位で折り返す。冬の移籍市場でムヒタリアンとのトレードでアレクシス・サンチェスを獲得し追撃態勢を整えるが、シティの独走は止まらず、4月7日のマンチェスター・ダービーに3-2で勝利し目の前での優勝決定を阻止するのがやっとだった。結局25勝6分け7敗で例年なら優勝もあり得た勝ち点81を稼いだ[注釈 1]ものの、シティに歴代最多勝ち点差での優勝を許す2位に終わった。チャンピオンズリーグもラウンド16でセビージャFC相手に2戦合計1-2で不覚を取ってしまい、満足のいかないシーズンとなった。そしてキャリックが当シーズンをもって引退した。


モウリーニョ体制3年目である2018-19シーズン。アカデミー生GKサム・ジョンストン、ファン・ハールの教え子ブリントらを放出した一方で、サイドバックにFCポルトからディオゴ・ダロト、ミッドフィールダーにシャフタール・ドネツクからフレッジ、控えGKにリー・グラントらを獲得。ところが前半戦すべてを消化しない17試合の時点で昨季の28失点を上回り、特にリバプール&マンチェスター・シティ&トッテナム&チェルシー&アーセナルといった欧州カップ圏を争うBIG6間では3敗2分6得点13失点と後塵を喫することとなり、これを決定付けた12月16日のリバプール戦後をもってモウリーニョは解任となった[28]



ファーガソンの教え子の帰還


モウリーニョ解任後の暫定監督に、OBのオーレ・グンナー・スールシャールが就任した[29]



サポーター


世界屈指の人気・規模を誇るクラブであり、2012年に大手市場調査会社であるカンター社により、ファンの数が世界人口のおよそ11人に1人にあたる6億5,900万人との推定が発表され、フットボールに限らず全てのスポーツクラブの中で世界一ファンの多いクラブであるとの報告が発表された。


著名人のファンとして挙げられるのは、自身がチェアマンを務めるバンド“シンプリー・レッド”の名前の由来に「地毛が赤」と「マンチェスター・ユナイテッドが好きだから」を掲げるミック・ハックネル、父親が元在籍選手だったイアン・マクシェーン、2012年と2014年のPGAツアー賞金王ローリー・マキロイ、クリケット選手マヘンドラ・シン・ドーニ、世界最高峰のプロレス団体WWEにて史上初のクルーザー級かつ覆面スーパースターとして当時の番組最高王座を獲得したレイ・ミステリオ、2009年に練習場を訪れたこともある100m走&200m走の世界記録保持者ウサイン・ボルト、元選手のガリー・ネヴィルに「モウリーニョはまるで彼のようだ」と例えられたフロイド・メイウェザー[30]、そのメイウェザーと偉大なる戦いで対峙したマニー・パッキャオらである。


日本人でファンを公言しているのは女優の大杉亜依里、サッカー解説者の粕谷秀樹、サッカーライターの東本貢司ら。



ユニフォーム


1878年創立時のユニフォームは白いシャツに青いパンツであり、その後は創立時のニュートン・ヒースLYRのチームカラーである緑色と黄色を基調としたものであった。1902年に名称が変更されてから赤が基調となった。


また、発足当初のユニフォームに付けられたエンブレムはマンチェスター市に由来する紋章であり、帆船が中心に描かれている。帆船は現在まで描かれているが、愛称の「赤い悪魔」に由来する悪魔が描かれるのは1970年代に入ってからである。


2001-2002シーズンは「マンチェスター・ユナイテッド」という名称になってから100周年ということで、アウェイでは白色と金色で構成されたユニフォームを着用した。



歴代ユニフォーム



























1879–1880, 1896–1902




















1880–1887




















1887–1893




















1893–1894




















1894–1896



























1902–1920, 1921–1922, 1927–1934, 1934–1960, 1971–現在[EN]




















1920–1921, 1963–1971




















1922–1927




















1934




















1960–1963
(1997–現在)[EU]



タイトル



国内タイトル



  • プレミアリーグ (旧フットボールリーグ・ファーストディビジョンとの合計):20回
    • 1907-08, 1910-11, 1951-52, 1955-56, 1956-57, 1964-65, 1966-67, 1992-93, 1993-94, 1995-96, 1996-97, 1998-99, 1999-00, 2000-01, 2002-03, 2006-07, 2007-08, 2008-09, 2010-11, 2012-13



  • フットボールリーグ・セカンドディビジョン:2回
    • 1935-36, 1974-75



  • FAカップ:12回
    • 1909, 1948, 1963, 1977, 1983, 1985, 1990, 1994, 1996, 1999, 2004, 2016



  • リーグカップ:5回
    • 1992, 2006, 2009, 2010, 2017



  • FAチャリティ/コミュニティーシールド:21回 (17回単独, 4回同時)
    • 1908, 1911, 1952, 1956, 1957, 1965*, 1967*, 1977*, 1983, 1990*, 1993, 1994, 1996, 1997, 2003, 2007, 2008, 2010, 2011, 2013, 2016 (*印はタイトル共有)



国際タイトル



  • FIFAクラブワールドカップ :1回
    • 2008



  • インターコンチネンタルカップ (トヨタカップを含む):1回Trofeo-mini-copa-intercontinental-2.png
    • 1999



  • UEFAチャンピオンズリーグ (旧UEFAチャンピオンズカップを含む):3回 Coppacampioni.pngCoppacampioni.pngCoppacampioni.png
    • 1968, 1999, 2008



  • UEFAカップウィナーズカップ:1回 Coppacoppe.png
    • 1991



  • UEFAヨーロッパリーグ : 1回 UEFA Cup (adjusted).png
    • 2017



  • UEFAスーパーカップ:1回UEFA - Super Cup.png
    • 1991



親善大会(非公式大会)



  • アムステルダム・トーナメント:1回
    • 2006



  • インターナショナル・チャンピオンズ・カップ:1回
    • 2014



現所属メンバー


2018-19シーズン フォーメーション


Soccer Field Transparant.svg


デ・ヘア
# 1

ヤング
# 18

スモーリング
# 12

リンデロフ
# 2

ショー
# 23

マティッチ
# 31

ポグバ
# 6

ラッシュフォード
# 10

マタ
# 8

マルシャル
# 11

ルカク
# 9



2018年8月13日現在




























































































No.

Pos.
選手名
1

スペインの旗

GK

ダビド・デ・ヘア
2

スウェーデンの旗

DF

ビクトル・リンデロフ
3

コートジボワールの旗

DF

エリック・バイリー ★
4

イングランドの旗

DF

フィル・ジョーンズ
6

フランスの旗

MF

ポール・ポグバ (Flag of Guinea.svg)
7

チリの旗

FW

アレクシス・サンチェス ★
8

スペインの旗

MF

フアン・マタ
9

ベルギーの旗

FW

ロメル・ルカク (Flag of the Democratic Republic of the Congo.svg)
10

イングランドの旗

FW

マーカス・ラッシュフォード (Flag of Saint Kitts and Nevis.svg)
11

フランスの旗

FW

アントニー・マルシャル (Unofficial flag of Guadeloupe (local).svg)
12

イングランドの旗

DF

クリス・スモーリング (Flag of Jamaica.svg)
13

イングランドの旗

GK

リー・グラント
14

イングランドの旗

MF

ジェシー・リンガード (Flag of Saint Vincent and the Grenadines.svg)
























































































No.

Pos.
選手名
15

ブラジルの旗

MF

アンドレアス・ペレイラ (Flag of Belgium.svg)
16

アルゼンチンの旗

DF

マルコス・ロホ ★
17

ブラジルの旗

MF

フレッジ ★
18

イングランドの旗

DF

アシュリー・ヤング (Flag of Jamaica.svg)
20

ポルトガルの旗

DF

ディオゴ・ダロト
21

スペインの旗

MF

アンデル・エレーラ
22

アルゼンチンの旗

GK

セルヒオ・ロメロ (Flag of Italy.svg)
23

イングランドの旗

DF

ルーク・ショー
25

エクアドルの旗

DF

アントニオ・バレンシア ★ (Captain sports.svg)
27

ベルギーの旗

MF

マルアン・フェライニ (Flag of Morocco.svg)
31

セルビアの旗

MF

ネマニャ・マティッチ (Flag of Slovakia.svg)
36

イタリアの旗

DF

マッテオ・ダルミアン
39

スコットランドの旗

MF

スコット・マクトミネイ (Flag of England.svg)


※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。


監督


  • ノルウェーの旗 オーレ・グンナー・スールシャール (暫定)


ローン移籍


in







No.

Pos.
選手名


out





































No.

Pos.
選手名
24

オランダの旗

DF

ティム・フォス=メンサー (フラムFC)
34

イングランドの旗

GK

ディーン・ヘンダーソン (シェフィールド・ユナイテッドFC)
35

イングランドの旗

DF

デメトリ・ミッチェル (ハート・オブ・ミドロシアンFC)
38

イングランドの旗

DF

アクセル・トゥアンゼベ (アストン・ヴィラFC)


































No.

Pos.
選手名
40

ポルトガルの旗

GK

ジョエル・ペレイラ (ヴィトーリア・セトゥーバル)
42

イングランドの旗

MF

マティ・ウィロック (セント・ミレンFC)
49

イングランドの旗

FW

ジェームズ・ウィルソン (アバディーンFC)
--

イングランドの旗

DF

キャメロン・ボースウィック=ジャクソン (スカンソープ)



リザーブ・アカデミー





歴代監督
































































































































氏名 国籍 期間
アルフレッド・ハロルド・カサヤ

イングランドの旗 イングランド
1892 - 1900
ジェームス・ウエスト

イングランドの旗 イングランド
1900 - 1903
ジェームス・アーネスト・マングノール

イングランドの旗 イングランド
1903 - 1912
ジョン・ベントレー

イングランドの旗 イングランド
1912 - 1914
ジョン・ロブソン

イングランドの旗 イングランド
1914 - 1921
ジョン・チャップマン

イングランドの旗 イングランド
1921 - 1926
ラル・ヒルディッチ

イングランドの旗 イングランド
1926 - 1927
ハーバート・バムレット

イングランドの旗 イングランド
1927 - 1931
ウォルター・クリックマー

イングランドの旗 イングランド
1931 - 1932
スコット・ダンカン

スコットランドの旗 スコットランド
1932 - 1937
ウォルター・クリックマー

イングランドの旗 イングランド
1937 - 1945

マット・バスビー

スコットランドの旗 スコットランド
1945 - 1969
ウィルフレッド・マクギネス

イングランドの旗 イングランド
1969 - 1970

マット・バスビー

スコットランドの旗 スコットランド
1970 - 1971
フランク・オファレル

アイルランドの旗 アイルランド
1971 - 1972
トミー・ドハーティー

スコットランドの旗 スコットランド
1972 - 1977
デーブ・セクストン

イングランドの旗 イングランド
1977 - 1981

ロン・アトキンソン

イングランドの旗 イングランド
1981 - 1986

アレックス・ファーガソン

スコットランドの旗 スコットランド
1986 - 2013

デイヴィッド・モイーズ

スコットランドの旗 スコットランド
2013 - 2014

ライアン・ギグス(暫定)

ウェールズの旗 ウェールズ
2014

ルイ・ファン・ハール

オランダの旗 オランダ
2014 - 2016

ジョゼ・モウリーニョ

ポルトガルの旗 ポルトガル
2016 - 2018

オーレ・グンナー・スールシャール(暫定)

 ノルウェー
2018-


歴代在籍選手




出場試合数記録





































































順位
選手名
所属期間
試合数
1
ウェールズの旗 ライアン・ギグス
1991-2014 963
2
イングランドの旗 ボビー・チャールトン
1956-1973 758
3
イングランドの旗 ポール・スコールズ
1994-2011, 2012-2013 718
4
イングランドの旗 ビル・フォルケス
1952-1970 688
5
イングランドの旗 ガリー・ネヴィル
1992-2011 602
6
イングランドの旗 ウェイン・ルーニー
2004-2017 559
7
イングランドの旗 アレックス・ステップニー
1966-1978 539
8
アイルランドの旗 トニー・ダン
1960-1973 535
9
アイルランドの旗 デニス・アーウィン
1990–2002 529
10
イングランドの旗 ジョー・スペンス
1919–1933 510


総得点数記録

































































順位
選手名
所属期間
得点数
1
イングランドの旗 ウェイン・ルーニー
2004-2017 253
2
イングランドの旗 ボビー・チャールトン
1956-1973 249
3
スコットランドの旗 デニス・ロー
1962-1973 237
4
イングランドの旗 ジャック・ローリー
1937–1955 211
5
イングランドの旗 デニス・ヴァイオレット
1952–1962 179

北アイルランドの旗 ジョージ・ベスト
1963–1974
7
イングランドの旗 ジョー・スペンス
1919–1933 168

ウェールズの旗 ライアン・ギグス
1991-2014
9
ウェールズの旗 マーク・ヒューズ
1983–1986, 1988–1995 163
10
イングランドの旗 ポール・スコールズ
1994-2011, 2012-2013 155


練習場


トラッフォード・トレーニング・センター(英語版)。2000年にザ・クリフ(英語版)から当地に移転。現在は、スポンサー名を冠しAon Training Complexが正式名称。また、単に施設所在地の地名からキャリントンとも呼ばれている。



スポンサー





















































年度
メーカー
胸 スポンサー
1945–1975

Umbro

none
1975–1980

Admiral
1980–1982

Adidas
1982–1992

SHARP
1992–2000

Umbro
2000–2002

Vodafone
2002–2006

Nike
2006–2010

AIG
2010–2014

Aon
2014–2015

Chevrolet
2015-

Adidas


公式パートナー


  • 東芝メディカルシステムズ(2013)


関連項目



  • マンチェスター・ユナイテッドFC.リザーブ

  • ミュンヘンの悲劇

  • カンプ・ノウの奇跡

  • MUTV

  • アーセナルFC対マンチェスター・ユナイテッドFC



脚注



注釈





  1. ^ 2000-01シーズンと2010-11シーズンにおいて、ユナイテッドが勝ち点80で優勝したというシーズンもあったことから。




出典





  1. ^ 世界収益ランキング1位はマンU!917億円でレアル、バルセロナを抑えトップに 2018.1.25 SANSPO.COM


  2. ^ 2位はリヴァプールFCの18回である(2016年1月現在)


  3. ^ The World's Most Valuable Soccer Teams 2017 Forbes 2017年6月現在。


  4. ^ Deloitte Football Money League Deloitte 2017年2月現在


  5. ^ “マンU香川、3戦連続で先発”. 朝日新聞デジタル. (2012年9月3日). http://www.asahi.com/sports/update2/0903/TKY201209020409.html 2017年8月5日閲覧。 


  6. ^ “マンU香川「この1年が勝負」 プレミア2季目に向け渡英”. 日本経済新聞. (2013年8月2日). http://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKF0273_S3A800C1000000/ 2017年8月5日閲覧。 


  7. ^ 山中忍 (2016年6月4日). “マンUとモウリーニョの復活が始まる。240億円の予算で「背骨」は出来るか。”. Number Web. 文藝春秋. 2017年8月27日閲覧。


  8. ^ Tony Barrett (2011年10月31日). “Everton 0 Man U 1: United fans delight in riding their luck” (英語). The Times. https://www.thetimes.co.uk/article/everton-0-man-u-1-united-fans-delight-in-riding-their-luck-qlr3tnjc8kj 2017年8月24日閲覧。 


  9. ^ “1989: Man U sold in record takeover deal” (英語). 18 August, BBC On This Day. BBC. 2017年8月5日閲覧。


  10. ^ Rob Hughes (2012年10月28日). “Man U Finally Finds a Way to Win at Chelsea” (英語). The New York Times. http://www.nytimes.com/2012/10/29/sports/soccer/29iht-chelsea29.html 2017年8月24日閲覧。 


  11. ^ “Man U rediscovers aura, winning mentality under Mourinho” (英語). USA Today. (2017年5月25日). https://www.usatoday.com/story/sports/soccer/2017/05/25/man-u-rediscovers-aura-winning-mentality-under-mourinho/102138040/ 2017年8月27日閲覧。 


  12. ^ “Man U wins World Club Cup thriller” (英語). ESPN.com. (1999年12月5日). http://www.espn.com/soccer/news/1999/1130/203784.html 2017年8月1日閲覧。 


  13. ^ Rob Harris (2017年2月26日). “Man U rebounds to capture League Cup, Tottenham grabs second in Premier League” (英語). The Globe and Mail. https://beta.theglobeandmail.com/sports/soccer/manchester-united-rebounds-to-capture-league-cup/article34142538 2017年8月27日閲覧。 


  14. ^ Marc Roche (2010年3月4日). “Golden boys et Diables rouges” (フランス語). Le Monde. http://www.lemonde.fr/sport/article/2010/03/04/golden-boys-et-diables-rouges_1314340_3242.html 2017年8月24日閲覧。 


  15. ^ Xavier Condamine (2017年7月6日). “PSG, Monaco, Man U: Une offre improbable de 180 M€ pour Ronaldo?” (フランス語). Le Figaro. http://sport24.lefigaro.fr/football/transferts/actualites/psg-monaco-man-u-une-offre-improbable-de-180-m-pour-ronaldo-862970 2017年8月24日閲覧。 


  16. ^ Vincente Verdú (2002年6月30日). “Debate: Fútbol y Poder - La clave está en el corazón” (スペイン語). El País. https://elpais.com/diario/2002/06/30/opinion/1025388013_850215.html 2017年8月24日閲覧。 


  17. ^ “Ronaldo e Nani marcam na vitória do Man U” (ポルトガル語). Record. (2009年2月15日). http://www.record.pt/internacional/detalhe/ronaldo-e-nani-marcam-na-vitoria-do-man-u.html 2017年8月27日閲覧。 


  18. ^ “Fußball: ManU nur mit Remis bei Southampton” (ドイツ語). Zeit Online. (2017年5月17日). http://www.zeit.de/news/2017-05/17/fussball-manu-nur-mit-remis-bei-southampton-17225204 2017年8月7日閲覧。 


  19. ^ Marcel Reich (2017年7月27日). “Ibrahimovic macht in Falschgeld – und ManU die Tür auf” (ドイツ語). Die Welt. https://www.welt.de/sport/article167092897/Ibrahimovic-macht-in-Falschgeld-und-ManU-die-Tuer-auf.html 2017年8月24日閲覧。 


  20. ^ “Rooney e ManU insieme fino al 2019” (イタリア語). La Gazzetta dello Sport. (2014年2月21日). http://www.gazzetta.it/notizie-ultima-ora/Calcio/Rooney-ManU-insieme-2019/21-02-2014/2-A_011019614.shtml 2017年8月24日閲覧。 


  21. ^ "NYSE: MANU"、ニューヨーク証券取引所、2017年8月5日閲覧。


  22. ^ ファーガソン、今季限りで監督を引退


  23. ^ マンチェスター・ユナイテッド、モイーズ新監督就任を発表


  24. ^ ユナイテッド、モイーズ解任を正式に発表


  25. ^ ユナイテッドのモイーズ監督が退団(uefa.com日本語版)


  26. ^ Van Gaal named United manager


  27. ^ Manchester United achieve European clean sweep uefa.com


  28. ^ “モウリーニョが辞任” (日本語). www.manutd.com. 2018年12月31日閲覧。


  29. ^ “暫定監督はスールシャール” (日本語). www.manutd.com. 2018年12月31日閲覧。


  30. ^ “Mou uses defence like Mayweather - Neville” (英語). ESPN.com. http://global.espn.com/football/manchester-united/story/3251887/man-united-boss-jose-mourinho-is-like-floyd-mayweather-gary-neville 2018年12月2日閲覧。 




外部リンク






公式



  • Official website(アラビア語)(中国語)(英語)(フランス語)(日本語)(朝鮮語)(スペイン語)

  • Official statistics website

  • Independent Manchester United Supporters Association website

  • Official Manchester United Supporters' Trust


  • Manchester United at Sky Sports


  • Manchester United at Premier League


  • Manchester United (@ManUtd) - Twitter(英語)


  • Manchester United - Facebook(英語)


  • manchesterunited (manchesterunited) - Instagram(英語)


  • Manchester United - Google+(英語)

















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