京都大学iPS細胞研究所
















































京都大学iPS細胞研究所

CiRA (Center for iPS Cell Research and Application) at Kyoto University.jpg
正式名称
京都大学iPS細胞研究所
英語名称
Center for iPS Cell Research and Application, Kyoto University[1]
略称
CiRA[1]
所在地
日本の旗 日本
606-8507
京都市左京区聖護院川原町53 (京都大学吉田キャンパス)

予算
54億7千万円
(2015年3月1日現在)[2]
人数
218人
(2014年度)[2]
所長
山中伸弥[2]
設立年月日
2010年4月1日[1]
前身
物質-細胞統合システム拠点内に設置したiPS細胞研究センター(2007年11月〜)[3]
ウェブサイト
京都大学iPS細胞研究所 CiRA(サイラ)
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京都大学iPS細胞研究所(きょうとだいがくアイピーエスさいぼうけんきゅうじょ、英称:Center for iPS Cell Research and Application, Kyoto University、略称:CiRA(サイラ))は、京都府京都市左京区聖護院川原町にある京都大学が擁する附置研究所の一つ。2010年4月1日設立。


iPS細胞(人工多能性幹細胞)に関する基礎研究および応用研究を行い、「再生医療の実現に貢献する」ことを理念に掲げている[3][1]。大部分を占める非正規雇用の職員と大学院生を含めて約200人が働いている[4][5](2012年現在)。研究所は地上5階、地下1階の建物で、各研究室間の仕切りを取り払い、研究者同士で自由な議論をすることができる「オープンラボ形式」が特徴である[4][6]。iPS細胞に関する研究だけでなく、知的財産の管理や規制当局への対応、広報活動も業務のうちの一つとしている[5]。所長の山中伸弥が2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞することを受け、文部科学省は今後10年間に渡って長期的に研究費を助成する方針[7]




目次






  • 1 沿革


  • 2 所長


  • 3 組織


    • 3.1 研究部門


    • 3.2 研究支援組織




  • 4 刊行物


  • 5 京都大学基金「iPS細胞研究基金」


  • 6 助教による論文不正事件


  • 7 脚注


  • 8 関連項目


  • 9 外部リンク





沿革




  • 2008年 - 前身となるiPS細胞研究センターを立ち上げ[5]


  • 2010年4月1日 - iPS細胞研究センターを改組する形で「京都大学iPS細胞研究所」開所[8]


  • 2012年10月7日 - 田中眞紀子文部科学大臣が視察[9]



所長



  • 山中伸弥(2012年ノーベル生理学・医学賞受賞者)


組織



研究部門


http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/research/basic_biology.html


  • 未来生命科学開拓部門

  • 増殖分化機構研究部門

  • 臨床応用研究部門

  • 基盤技術部門

  • 上廣倫理研究部門



研究支援組織


http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/about/organization_chart.html


  • 所長室

  • 企画調整室

  • 医療応用推進室

  • 国際広報室



刊行物


http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/publication.html


  • CiRAニュースレター

  • アニュアルレポート

  • CiRAパンフレット

  • 幹細胞ハンドブック



京都大学基金「iPS細胞研究基金」


アメリカ合衆国の研究所を手本として「iPS細胞研究基金」を募っている[5]



  • 募集期間 期間の定めなし

  • 目標額 各年度 10億円



助教による論文不正事件


2018年1月22日、2017年2月にアメリカの科学誌ステム・セル・リポーツに掲載された、研究所に所属する36歳の特定拠点助教が発表した血液脳関門機能を持つ細胞を作ったとする論文の図に改ざんがあった事を記者会見で発表。同助教と山中所長に対する処分の意向を発表した[10]。京都大は同年3月28日付で、論文の11のデータを捏造・改ざんしたことで「大学の信用を傷付ける行為をした」として同助教を懲戒解雇処分とし、山中所長も監督責任があるとして処分した。ただし山中所長の処分は懲戒処分ではないため処分内容は公開しなかった[11]



脚注




  1. ^ abcd“設立趣旨・沿革”. 京都大学iPS細胞研究所. 2016年3月25日閲覧。

  2. ^ abc“組織図”. 京都大学iPS細胞研究所. 2016年3月25日閲覧。

  3. ^ ab“「iPS細胞研究所」設立決定”. 京都大学iPS細胞研究所 (2010年3月5日). 2016年3月25日閲覧。

  4. ^ ab"研究の原点 米の精神" 2012年10月11日付朝日新聞夕刊(大阪本社3版)1面

  5. ^ abcd“山中・京大教授 iPS研究、カギは人材 資金確保も不可欠”. 日本経済新聞. (2012年6月8日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK30030_R30C12A5M12700/ 2012年10月12日閲覧。 


  6. ^ “京大、iPS細胞研究所を公開 研究員、喜びと戸惑い”. 信濃毎日新聞. (2012年10月9日). http://www.shinmai.co.jp/newspack3/?date=20121009&id=2012100901001583 2012年10月14日閲覧。 


  7. ^ “山中教授らに10年間助成 iPS細胞研究を支援 文科省、総額200〜300億円”. 日本経済新聞. (2012年10月10日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG0903H_Z01C12A0MM8000/?dg=1 2012年10月14日閲覧。 


  8. ^ “京大iPS細胞研究所とは”. 日本経済新聞. (2012年10月13日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASFP1200C_S2A011C1EA2000/ 2012年10月14日閲覧。 


  9. ^ “田中文科相:京都大iPS細胞研究所を視察”. 毎日新聞. (2012年10月7日). http://mainichi.jp/select/news/20121008k0000m010033000c.html 2011年10月12日閲覧。 


  10. ^ iPS論文で不正認定=助教が改ざん、処分へ-京大 時事通信 2018年1月22日


  11. ^ 京大 iPS論文不正 助教を懲戒解雇 山中教授も処分 NHKニュース 2018年3月28日




関連項目



  • 再生医療

  • 培養細胞

  • 生命倫理学

  • クローン

  • 中畑龍俊

  • 物質-細胞統合システム拠点



外部リンク




  • 京都大学iPS細胞研究所
    • 「iPS細胞研究基金」申込みサイト



  • iPS細胞研究所 (@CiRA_KU_J) - Twitter (日本語)


  • CiRA (@CiRA_KU_E) - Twitter (英語)












座標: 北緯35度1分11.7秒 東経135度46分27秒 / 北緯35.019917度 東経135.77417度 / 35.019917; 135.77417







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