ホワイトアウト











ホワイトアウトとなった雪原、2007年3月15日、南極ウェッデル海のEkström棚氷にて


ホワイトアウト(英語: whiteout)は、雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象。



概要


ホワイトアウトの状態に陥ると、錯覚を起こしてしまい、雪原と雲が一続きに見える。太陽がどこにあるのか判別できなくなり、天地の識別が困難になる。また、太陽光が遮られることにより、足元の風紋も見えなくなる、雪庇を踏み抜く、クレバスや谷へ転落するなどの危険もある。航空機の場合には、墜落の原因ともなり得る。


ホワイトアウトには、大きく分けて以下の3つがある。




  1. 極地や冬の雪山などで、吹雪や地吹雪によって雪が舞い上がって起こるもの。

  2. 風が弱い状態で非常に大量の雪が降っているとき、降っている雪自体が視界を遮り、太陽光のさす角度によって全方向の雪が白色を反射して起こるもの。

  3. 雪がまったく降っておらず、近くの視界は明瞭な状態で、雪表面や雲の乱反射などが原因で視界が極端に悪くなって起こるもの。


雪が積もっても降ってもいない場合でも、霧で視界が極端に悪くなった状態に、「ホワイトアウト」という表現を用いることもある。



関連項目



  • 視程

  • 地吹雪

  • 空間識失調








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