西頸城郡





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新潟県西頸城郡の範囲


西頸城郡西頚城郡、にしくびきぐん)は、新潟県にあった郡。




目次






  • 1 郡域


  • 2 歴史


    • 2.1 郡発足までの沿革


    • 2.2 郡発足以降の沿革




  • 3 行政


  • 4 脚注


  • 5 参考文献


  • 6 関連項目





郡域


1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、糸魚川市および上越市の一部(名立区)にあたる。



歴史



郡発足までの沿革


  • 「旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での、頸城郡のうち後の本郡域の支配は以下の通り。●は寺社領、○は寺社除地[1]が存在。(7町170村)




  • 慶応4年7月27日(1868年9月13日) - 幕府領が柏崎県(第1次)の管轄となる。

  • 明治元年11月5日(1868年12月18日) - 柏崎県を廃して新潟府に合併することが布達される(実行されず)。

  • 明治2年


    • 2月22日(1869年4月3日) - 再度柏崎県を廃止する布達が出され、越後府(第2次)に合併。


    • 6月24日(1869年8月1日) - 任知藩事にともない、糸魚川藩が清崎藩に改称。


    • 8月25日(1869年9月30日) - 旧・柏崎県の管轄地が柏崎県(第2次)の管轄となる。



  • 明治初年(7町169村)

    • 高田藩領の一部(杉ノ瀬村)が柏崎県の管轄、旧幕府領の一部(上野山村)および寺社領の一部(指塩村・大道寺村)が高田藩領、寺社領の残部(一之宮村・蓮台寺村)が清崎藩領となる。

    • 大町・寺町・新屋町・七間町・横町・鉄砲町・新田町が糸魚川を冠称。

    • 田屋梶屋敷村が梶屋敷村に合併。



  • 明治4年


    • 7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により藩領が高田県清崎県の管轄となる。


    • 11月20日(1871年12月31日) - 第1次府県統合により全域が柏崎県の管轄となる。



  • 明治6年(1873年)6月10日 - 全域が新潟県の管轄となる。

  • 明治9年(1876年) - 筒石新田が筒石村に合併。(7町168村)

  • 明治10年(1877年)(7町167村)

    • 尻掛村が山本村に改称。

    • 小上覚村・大上覚村が合併して上覚村となる。





郡発足以降の沿革



  • 明治12年(1879年)


    • 4月9日 - 郡区町村編制法の新潟県での施行により、頸城郡のうち7町167村に行政区画としての西頸城郡が発足。郡役所が糸魚川町に設置。

    • 2ヶ所ずつ存在した飛山村、川原村、中村が東飛山村(現・上越市)、西飛山村(現・糸魚川市)、東川原村(現・糸魚川市東川原)、西川原村(現・糸魚川市西川原)、東中村(現・糸魚川市東中)、西中村(現・糸魚川市西中)にそれぞれ改称。

    • 2ヶ所存在した谷内村のうち1村が西谷内村(現・糸魚川市西谷内)に改称。



  • 明治14年(1881年) - 山口村より梶山村が分村。(7町168村)

  • 明治16年(1883年) - 名立新田が各地先の字に合併。(7町167村)

  • 明治18年(1885年)(7町165村)

    • 瀬戸飛山新田が瀬戸村・東飛山村に合併。

    • 笹倉新田が土塩村に合併。



  • 明治19年(1886年)(7町163村)

    • 下沢村が上野村に合併。

    • 稲荷新田が根小屋村に合併。



  • 明治20年(1887年)(7町161村)

    • 竹田新田が杉ノ瀬村・車路村・東飛山村に合併。

    • 横江村・上山村が合併して上横村となる。



  • 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により以下の町村が発足。特記以外は全域が現・糸魚川市。(3町35村)




  • 明治25年(1892年)10月21日 - 南能生村の一部(麦平・崩・柵口・西飛山)が分立して上能生村が発足。(3町36村)

  • 明治30年(1897年)1月1日 - 郡制を施行。

  • 明治34年(1901年)11月1日 - 下記の町村の統合が行われる。浦本村以外はいずれも新設合併。(3町17村)





  • 大正12年(1923年)3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。

  • 大正15年(1926年)6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。


  • 昭和2年(1927年)8月1日 - 青海村が町制施行して青海町となる。(4町16村)

  • 昭和17年(1942年)

    • 4月1日 - 浦本村の一部(鬼伏)が木浦村を編入。


    • 7月1日 - 「西頸城地方事務所」が糸魚川町に設置され、本郡を管轄。



  • 昭和29年(1954年)6月1日 - 糸魚川町・浦本村・下早川村・上早川村・大和川村・西海村・大野村・根知村・小滝村が合併して糸魚川市が発足し、郡より離脱。(3町8村)

    • 10月1日(3町1村)

      • 能生町・能生谷村・磯部村・木浦村が合併し、改めて能生町が発足。

      • 歌外波村・市振村・上路村が青海町に編入。

      • 今井村の一部(今村新田および須沢の一部)が青海町、残部(岩木・頭山・西中・中谷内・大谷内・西川原・山本および須沢の一部)が糸魚川市に分割編入。




  • 昭和30年(1955年)11月1日 - 名立町・名立村が合併し、改めて名立町が発足。(3町)


  • 平成17年(2005年)

    • 1月1日 - 名立町が上越市に編入。(2町)


    • 3月19日 - 能生町・青海町が糸魚川市と合併し、改めて糸魚川市が発足。同日西頸城郡消滅。





行政


  • 歴代郡長























氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治12年(1879年)4月9日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官


脚注





  1. ^ 領主から年貢免除の特権を与えられた土地。


  2. ^ 谷根村・小坂村分に分かれて記載。寺社除地は谷根村に存在。


  3. ^ 大滝川原村分・小滝川原村分に分かれて記載。


  4. ^ 大東海村・小東海村に分かれて記載。寺社除地は大東海村に存在。


  5. ^ 東中野村分・西中野村分に分かれて記載。寺社除地は西中野村分に存在。


  6. ^ 東宮平村・西宮平村分に分かれて記載。寺社除地は西宮平村分に存在。


  7. ^ 大堀切村分・小堀切村分に分かれて記載。寺社除地は大堀切村分に存在。


  8. ^ 北越村分・西越村分・谷内越村分・大越村分に分かれて記載。寺社除地は北越村分・西越村分に存在。


  9. ^ 東土塩村分・西土塩村分に分かれて記載。寺社除地は西土塩村分に存在。




参考文献




  • 角川日本地名大辞典 15 新潟県

  • 旧高旧領取調帳データベース



関連項目



  • 消滅した郡の一覧

  • 東頸城郡

  • 中頸城郡






先代:
頸城郡

行政区の変遷
1879年 - 2005年
次代:
(消滅)



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