マダケ
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| マダケ | ||||||||||||||||||||||||
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マダケ | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Phyllostachys bambusoides | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
| マダケ(真竹) | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Madake Giant Timber Bamboo Japanese Timber Bamboo |
マダケ(真竹 Phyllostachys bambusoides)は中国原産とも日本自生とも言われる竹の一種。別名タケ、ニガタケ(苦竹)[1]、真柄竹など。
目次
1 生態
2 食用
3 素材としての利用
4 変種
5 開花
6 参考文献
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
生態
開花時期は初夏だが開花は稀。120年周期で咲く説が濃厚とされる。太く長い地下茎を地面に張り巡らし、地中からタケノコを生やす。
日本では1960-1970年頃に開花が確認されており、もし120年説が正しければ、次の開花が見られるのは2090年頃。花が咲いた後に実を付け、その後全ての竹が一斉に枯れる。群落ごとに開花する時期が違うモウソウチクとは違い、日本マダケのほとんどは遺伝的に均一らしく、日本全国のマダケが一斉に花を咲かせ、一斉に実を付け、一斉に枯れる。
日本へは古くから持ち込まれ栽培されていたと見る一方で、日本にもともと自生していた品種であると捉える向きもある。このように考えられる根拠としては、例えば、第三紀中新世以降に日本や朝鮮半島から化石が見つかっているので、もとは日本列島に自生していたのかも知れないと推測できるからである[2]。
稈の高さは条件が良ければ10m〜20mにも成長し太さは10cmに達する、2本の隆起線がある節を持ち、節からは枝が2本伸びる。また竹林は地下茎が地面を広く覆うので地震、崖崩れに非常に強い。1日に1m伸びるともいわれる。稈鞘は大きく濃い黒色の斑点があり無毛。葉は10〜12cm、幅2〜2.5cm程になる。[3]
食用
収穫期は5月から6月上旬とされる。別名を苦竹というように、収穫後時間を経過したタケノコはエグみがあり、あく抜きが必要だが美味とされる。掘りたてのものにはエグみがほとんど存在せず、そのままさしみにして食しても美味しい。収穫の際は、モウソウチクのように地下部まで掘り取る必要はなく、地上部を切り取るだけで済む。
素材としての利用
日本ではマダケは昔から歌に詠まれ、稈は肉が厚く弾力性があり、曲げや圧力に対する抵抗性が強いことから、弓、定規、笊、籠、扇子、茶道具などの細工物・工芸品などに最も多く利用され、また昔は釣り竿や竹槍の材料とされたが、通常は食用にしない。マダケの稈鞘(タケノカワ)は無毛で柔軟性に富む等の性質から食品包装として利用される。エジソンの白熱電球の材料ともなった。
竹細工の素材として最も多く用いられているマダケは、伐採したままの青竹、火であぶったり(乾式)、苛性ソーダで煮沸したり(湿式)して油抜きをした晒し竹、ある程度炭化させた炭化竹、伐採後数ヶ月から数年間自然に枯らしたもの、家屋の屋根裏で数十年間囲炉裏や竈の煙で燻された煤竹と、種々の素材が流通する。これらは弾力性、硬さ、耐久性などが異なり、利用目的によって使い分けられる。青竹は容易に入手できるが、耐久性に問題があり、晒し竹や炭化竹に加工する事でその問題点は改善する。煤竹は独特の色(煤竹色)をしており、硬く、耐久性に富むが、入手は困難である。大分県のマダケは面積、生産量とも全国一のシェアを占めており[4]、別府市周辺の別府竹細工や日田市の竹箸など、大分県では豊富な竹材を利用した竹工芸が歴史的に盛んであり、加工された素材も入手し易い。
変種
園芸で栽培されることも多く、以下のような変種、品種が存在する。
- オキナダケ f. alvo-variegata
- コンシマダケ f. subvariegata
- キシマダケ f. Kawadana
- ヒョウガハンチク f. Tanakae
- カシロダケ f. kasirodake
- ムツオレダケ f. geniculata
- シボチク var. Marlicea
- キンメイチク var. Castillonis
- オウゴンチク var. holochrysa
- ギンメイチク var. castilloni-inversa
開花
マダケは、約120年サイクルで集団で開花する。開花したマダケは枯死するため、マダケ林が一気に衰退する。前回の集団開花~枯死は1962年から始まり、1966年には国内のマダケ林の1/3に相当する約4万haが枯死した。公共事業による復旧事業も行われたが、母竹の植栽自体が困難であり、1970年までに2,000haに着手するにとどまった[5]。
昭和中期に日本のマダケのほとんどが同時に開花・枯死した結果、昭和後期には日本の国土におけるマダケ林とモウソウチク林の面積比率が逆転し、日本の竹産業における竹材の利用はモウソウチク材を中心としたものに転換した。また、国内の竹材を利用するよりも中国から輸入したモウソウチク材を中心とする竹材の利用が進む結果にもなった。
日本の各地の群落ごとで別々の年に開花・枯死するモウソウチクに対し、日本全国でほとんど一斉に開花・枯死するマダケは、そのほとんどが遺伝的に均一であることが示唆される。その理由として、日本各地に存在するマダケは、自生した物ではなく限られた系統が人為的に移植された可能性が有る[6]。
参考文献
- 石川の竹 - 八尾弥太郎著、北国出版社、1975年(全国書誌番号:.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"""""""'""'"}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Lock-green.svg/9px-Lock-green.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg/9px-Lock-gray-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Lock-red-alt-2.svg/9px-Lock-red-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Wikisource-logo.svg/12px-Wikisource-logo.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:inherit;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration,.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}
70001238) - 日本タケ科植物総覧 - 鈴木貞夫著、学習研究社、1978年
脚注
^ 竹ってどんな植物? 農林水産省
^ http://www.cgr.mlit.go.jp/ootagawa/Bio/plants/index086.htm - 国土交通省 中国地方整備局 太田川河川事務所より
^ 日本タケ科植物総覧
^ ひらまつもりひこ分権文化論 第27話 竹の共通性-アジア各国の協力テーマに-(平松守彦、2008年4月25日閲覧)によれば、約42%(2001年現在)。
^ 社団法人国土緑化推進委員会 『国土緑化20年の歩み』 社団法人国土緑化推進委員会、1970年、p180。
^ タケのクローン構造と移植履歴 井鷺裕司 日本生態学会誌60巻1号
関連項目
- 竹細工
- 別府竹細工
外部リンク
- 「竹」の話 - かながわ森林インストラクターの会(NPO法人)