津村明秀
津村明秀 | |
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2009年京都金杯表彰式 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県船橋市 |
生年月日 | (1986-01-05) 1986年1月5日(32歳) |
身長 | 168cm |
体重 | 51kg |
血液型 | O型 |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 | 美浦・鈴木伸尋(2004.3.1 - 2007.8.20) 美浦・フリー(2007.8.21 -) |
初免許年 | 2004年 |
免許区分 | 平地[1] |
津村 明秀(つむら あきひで、1986年1月5日 - )は、日本中央競馬会・美浦トレーニングセンターに所属する騎手。騎手免許は平地競走のみである。
目次
1 来歴
2 エピソード
3 騎手成績
4 おもな騎乗馬
5 表彰
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
来歴
2001年、4月にJRA競馬学校騎手課程第20期生として入学。入学時の同期には川田将雅、藤岡佑介、吉田隼人、丹内祐次らがいる。
2003年、12月20日に中山競馬場で行われた模擬レースでリュウキュウスターに騎乗し、後続に6馬身差をつけ1着となる。模擬レースでは2戦2勝という成績だった。
2004年、2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。卒業時にアイルランド大使特別賞を受賞した。デビュー時は鈴木伸尋厩舎所属である。3月6日中京4Rでブーゲンビリアで初騎乗(4着)。3月21日中京5Rをマグマヴィーナスで勝利し、16戦目で初勝利を挙げたが、同日の第7レース発走前に騎乗馬のマイティーキングに振り落とされて落馬した際に左第1中手骨を骨折する不運に見舞われた。7月28日に船橋競馬場で行われたファビィステッキ特別でスズダニエルに騎乗し、地方競馬初騎乗を果たし10着となる。デビュー年は8勝を挙げ民放競馬記者クラブ賞を受賞した。
2010年2月20日の東京競馬場第5レースで、コスモグレイスに騎乗して直線先頭に立っていたが、馬が急に外側に逃避し、バランスを崩して落馬した。診断の結果第2頸椎骨折・右肘挫傷の重症と診断され、約5か月間の戦線離脱を余儀なくされた[2]。その後1か月の安静・リハビリを経て、同年7月3日の福島競馬で復帰した。この影響もあり、翌年2011年にはデビュー以来有していた障害競走の騎手免許を返上し、平地免許のみとなった(障害競走への騎乗は、デビュー以来一度もない)。
現在は同期の丹内同様、サラブレッドクラブ・ラフィアンなどのビッグレッドファーム系列所有馬への騎乗を中心としている。
エピソード
坂井千明元騎手が主宰する「千明塾」の門下生である。- 2008年6月22日の函館競馬1Rで、騎乗したシルクアルバスがゴール直前でつまづき、落馬しないようこらえながら何とか1着でゴールするシーンがあった。この模様は、翌週2008年6月29日放送のサンデーモーニングの人気コーナー「週刊御意見番」で取り上げられ、大沢啓二に「あっぱれ!」と賞賛された。同番組では、GIレースの模様や騎手の大記録達成で競馬が稀に取り上げられることがあるが、好騎乗が取り上げられることはめずらしい。
騎手成績
日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | ||
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中 央 | 初騎乗 | 2004年3月6日 | 1回中京1日4R | 3歳未勝利 | ブーゲンビリア | 16頭 | 4 | 4着 |
初勝利 | 2004年3月21日 | 1回中京6日5R | 4歳上500万円下 | マグマヴィーナス | 16頭 | 1 | 1着 | |
重賞初騎乗 | 2005年4月3日 | 3回中山4日11R | ダービー卿CT | ミッドタウン | 16頭 | 4 | 7着 | |
重賞初勝利 | 2006年7月2日 | 2回福島6日11R | ラジオNIKKEI賞 | タマモサポート | 16頭 | 5 | 1着 | |
GI初騎乗 | 2009年3月29日 | 2回中京6日11R | 高松宮記念 | アイルラヴァゲイン | 18頭 | 17 | 13着 | |
地 方 | 初騎乗 | 2004年7月28日 | 5回船橋2日10R | ファビィステッキ特別 | スズダニエル | 11頭 | 8 | 10着 |
初勝利 | 2008年6月16日 | 盛岡9R | エメラルド賞 | コスモクルトゥーラ | 12頭 | 2 | 1着 | |
重賞およびJpnI初騎乗 | 2010年11月3日 | 8回船橋3日9R | JBCスプリント | アイルラヴァゲイン | 14頭 | 5 | 5着 |
年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 表彰 |
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2004年 | 8 | 9 | 11 | 240 | .033 | .071 | .117 | 民放競馬記者クラブ賞 |
2005年 | 36 | 45 | 40 | 577 | .062 | .140 | .210 | |
2006年 | 22 | 28 | 25 | 547 | .040 | .091 | .137 | |
2007年 | 38 | 36 | 39 | 654 | .058 | .113 | .173 | |
2008年 | 28 | 45 | 60 | 648 | .043 | .113 | .205 | |
2009年 | 16 | 18 | 36 | 505 | .032 | .067 | .139 | |
2010年 | 17 | 22 | 25 | 370 | .046 | .105 | .173 | |
2011年 | 21 | 15 | 26 | 452 | .046 | .080 | .137 | |
2012年 | 35 | 24 | 31 | 551 | .064 | .107 | .163 | |
2013年 | 28 | 31 | 44 | 524 | .053 | .113 | .197 | |
2014年 | 17 | 29 | 47 | 502 | .034 | .092 | .185 | |
2015年 | 28 | 44 | 43 | 547 | .051 | .132 | .210 | |
2016年 | 32 | 41 | 50 | 598 | .054 | .122 | .206 | |
2017年 | 51 | 40 | 33 | 630 | .081 | .144 | .197 | |
中央 | 377 | 427 | 510 | 7345 | .051 | .109 | .179 | |
地方 | 2 | 9 | 9 | 92 | .021 | .120 | .217 |
(JRAホームページ・騎手名鑑より 2018年1月1日現在)
おもな騎乗馬
タマモサポート(2006年ラジオNIKKEI賞、2009年京都金杯))[3]
- ファイアーフロート(2010年京成杯オータムハンデキャップ)[4]
- クリールパッション(2010年エルムステークス)[5]
- トーセンベニザクラ(2012年フェアリーステークス)[6]
- グランドシチー(2013年マーチステークス)[7]
ガルボ(2014年函館スプリントステークス)[8]
ヤマカツエース(2015年福島記念)[9]
- パッションダンス(2016年新潟大賞典)[10]
- ウインガニオン (2017年中京記念[11])
表彰
- アイルランド大使特別賞・民放競馬記者クラブ賞(2004年)
脚注
^ “平成28年度 騎手免許試験合格者 (PDF)”. 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年4月7日閲覧。
^ “津村騎手が落馬骨折 全治は不明”. スポーツニッポン. (2010年2月20日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/02/20/kiji/K20100220Z00001420.html 2014年6月7日閲覧。
^ “タマモサポート”. netkeiba.com. 2016年5月14日閲覧。
^ “京成杯オータムハンデ|2010年09月12日”. netkeiba.com. 2016年5月14日閲覧。
^ “エルムステークス|2010年09月20日”. netkeiba.com. 2016年5月14日閲覧。
^ “フェアリーステークス|2012年01月09日”. netkeiba.com. 2016年5月14日閲覧。
^ “マーチステークス|2013年03月24日”. netkeiba.com. 2016年5月14日閲覧。
^ “函館スプリントS|2014年06月22日”. netkeiba.com. 2016年5月14日閲覧。
^ “福島記念|2015年11月15日”. netkeiba.com. 2016年5月14日閲覧。
^ “新潟大賞典|2016年05月08日”. netkeiba.com. 2016年5月14日閲覧。
^ “【中京記念】WINガニオン“夏男”だ!3連勝で重賞初V”. スポーツニッポン (Sponichi Annex). (2017年7月24日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2017/07/24/kiji/20170723s00004048404000c.html 2017年7月24日閲覧。
関連項目
- 騎手一覧
外部リンク
津村明秀オフィシャルサイト - 2014年3月で更新停止