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山口 美央子（やまぐち みおこ、1959年3月22日 - ）は、東京都出身のシンガーソングライター、作曲家。1980年代にシンガーソングライターとして、5枚のシングルと3枚のオリジナルアルバムと1枚のベストアルバムを発売した。1980年代後半からは職業作曲家として、多くのアーティストに楽曲を提供している。

来歴・人物

1980年にキャニオン・レコードからアルバム『夢飛行』でデビュー。シンセサイザーの音色にマッチする彼女の歌声から、「シンセの歌姫」と言われた。その後、アルバム『Nirvana』『月姫』、数枚のシングル、およびベストアルバムをリリース。1983年リリースのシングル『恋は春感（しゅんかん）』は、コーセーのイメージ・ソングに選ばれた。

海外でも高く評価されており、アルバム『月姫』に収録された「白昼夢」は海外メディアにもジャパニーズ・アンビエント・ポップスの傑作として取り上げられた^[1]。

その後、1980年代後半からは職業作曲家に転身し、CoCoや今井美樹など多くのアーティストへ楽曲を提供している。

1980年代の日本で作られたシティ・ポップが、平成末期に動画共有サービスを通じて海外から発掘され、世界的に再評価された流れで山口美央子も再評価されたことを受け、2017年12月、アルバム『夢飛行』『Nirvana』『月姫』が初のCD化を果たす。2018年3月15日の読売新聞夕刊にインタビュー記事が掲載され、4月にはベストアルバム『ANJU』に収録されていた新曲「恋するバタフライ」「ANJU」の2曲がシングルカットされ初のCD化（アナログレコード盤も同時発売）、そして11月にはオフィシャルサイトがオープンし、12月にはpinewavesより35年ぶりとなる新作アルバム「トキサカシマ」を発売し歌手活動を再開した。

作品

シングル

• 『夢飛行』（1980年）


• 『東京LOVER』（1981年）

　佐藤準編曲のシングル・バージョン。

• 『夏』‎（1982年）


• 『恋は春感』‎（1983年2月5日）

　コーセー'83春のキャンペーン イメージ・ソング。オリコンシングルチャート最高22位、売上枚数7.2万枚。

• 『さても天晴 夢桜』‎（1983年）


• 『恋するバタフライ／ANJU』（2018年）

　ベストアルバム『ANJU』に収録された新曲をシングルカット。CD、レコード同時発売。

アルバム

• 『夢飛行』（1980年11月）

　収録曲「東京LOVER」は井上鑑編曲のアルバム・バージョン。

• 『Nirvana』（1981年7月）


• 『月姫』（1983年3月21日）

　プロデューサー土屋昌巳、最高ランク64位、0.5万枚。

• 『ANJU』（1985年11月21日）

　新曲「恋するバタフライ」「ANJU」を含むベストアルバム。

• 『トキサカシマ』（配信2018年12月19日、CDオンライン先行発売2018年12月22日・一般発売2019年1月23日）

　35年ぶりの完全新作。CDでは「東京LOVER」シングル・バージョンも収録。

楽曲提供

脚注

外部リンク

• 山口美央子オフィシャルサイト