ヘルター・スケルター


















































ヘルター・スケルター

ビートルズの楽曲
収録アルバム
ザ・ビートルズ
リリース
1968年11月22日
録音
1968年9月9日
ジャンル
ハードロック[1][2]
ヘヴィメタル[3]
プロト・パンク[4]
時間
4分29秒(ステレオ)
3分40秒(モノラル)
レーベル
アップル・レコード
パーロフォン
EMI
作詞者
レノン=マッカートニー
作曲者
レノン=マッカートニー
プロデュース
ジョージ・マーティン
その他収録アルバム



ザ・ビートルズ・アンソロジー3
ラヴ

チャート順位



  • 1位 (アメリカ)























ビートルズシングル盤 U.S. 年表






ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
b/w
フォー・ユー・ブルー
(1970年)

ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
b/w
ヘルター・スケルター
(1976年)

オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
b/w
ジュリア
(1976年)


ビートルズシングル盤 日本 年表






イエスタデイ
b/w
恋する二人
(1976年)

ヘルター・スケルター
b/w
ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
(1976年)

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド~ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
b/w
ア・デイ・イン・ザ・ライフ
(1978年)


ザ・ビートルズ 収録曲

A面


  1. 「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」

  2. 「ディア・プルーデンス」

  3. 「グラス・オニオン」

  4. 「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」

  5. 「ワイルド・ハニー・パイ」

  6. 「ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル」

  7. 「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」

  8. 「ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン」


B面


  1. 「マーサ・マイ・ディア」

  2. 「アイム・ソー・タイアード」

  3. 「ブラックバード」

  4. 「ピッギーズ」

  5. 「ロッキー・ラクーン」

  6. 「ドント・パス・ミー・バイ」

  7. 「ホワイ・ドント・ウイ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード」

  8. 「アイ・ウィル」

  9. 「ジュリア」


C面


  1. 「バースデイ」

  2. 「ヤー・ブルース」

  3. 「マザー・ネイチャーズ・サン」

  4. 「エヴリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー」

  5. 「セクシー・セディー」

  6. ヘルター・スケルター

  7. 「ロング・ロング・ロング」


D面


  1. 「レヴォリューション1」

  2. 「ハニー・パイ」

  3. 「サヴォイ・トラッフル」

  4. 「クライ・ベイビー・クライ」

  5. 「レヴォリューション9」

  6. 「グッド・ナイト」




ヘルター・スケルター』(Helter Skelter)は、イギリスのロックバンド・ビートルズの楽曲である。




目次






  • 1 解説


  • 2 レコーディング


  • 3 ミキシング


  • 4 プレイヤー


  • 5 社会的影響


  • 6 カバー


  • 7 収録アルバム


  • 8 脚注


    • 8.1 注釈


    • 8.2 出典







解説


1968年に発売された2枚組アルバム『ザ・ビートルズ』(2枚目)に収録されている。名義はレノン=マッカートニーだが、ポール・マッカートニーが単独で作詞作曲[5][6]。ポール・マッカートニーは「ザ・フーのような騒がしい曲を作りたかった。」と述べている。ビートルズの楽曲の中でも極めて激しい楽曲である。"Helter Skelter"は日本盤翻訳が「しっちゃかめっちゃかだ」としているように(形容詞)「混乱している」・(名詞)(英国)らせん式すべり台などを意味する。ポールは「ザ・フーのピート・タウンゼンドが『ザ・フーの新曲・恋のマジック・アイは今までのどの楽曲よりも激しく妥協のない曲』との言葉が載っているインタビュー記事に触発されてHelter Skelter を作詞作曲した」と述べている[7][注釈 1]


1976年にアルバム『ロックン・ロール・ミュージック』発売に際してシングルとしてリカットされた(A面は「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」)。


2011年にローリング・ストーンが発表した「100 Greatest Beatles songs」では52位にランクインしている[8]



レコーディング


この楽曲は1968年7月18日に録音開始された。この日のセッションでは、演奏時間が12分のテイク[注釈 2]や、27分11秒のテイクが存在している。なお、この時のテイクはいずれもリリース版よりもテンポが遅く、ブルース調となっていた。


その後9月9日にリメイクが開始され、18回も演奏された。なお演奏時間はいずれのテイクも5分以内に収められている。アーサー・ブラウンは、「ポールのボーカル録りの際に、ジョージ・ハリスンが火の付いた灰皿を頭の上に乗せてスタジオ内を走っていた」と、当時の様子を語っている[9]


18テイクを録音した直後、リンゴ・スターが"I got blisters on my fingers!"(指にまめができやがった!)と叫んだ[7][10]。ドラムスを非常に激しく叩いたのでリンゴの指には肉刺(まめ)が出来てしまったと言われている。



ミキシング


ステレオ・ミックスでは1度フェード・アウトした後に徐々にフェード・インし、再びフェード・アウトしてから、シンバルクラッシュが3回入った後に、前述のリンゴの叫び声が収録されている。


モノラル・ミックスは1回目のフェード・アウトで終わってしまうため、リンゴの叫び声は収録されておらず、演奏時間もステレオ・ミックスよりも短くなっている。



プレイヤー


出典 - [11][9]




  • ポール・マッカートニー:ボーカル、ギター(フェンダー・エスクワイヤー)


  • ジョン・レノン:バッキング・ヴォーカル、ベース(フェンダー・ベースVI)、サックス[注釈 3]


  • ジョージ・ハリスン:コーラス、ギター(ギブソン・レスポール)、効果音


  • リンゴ・スター:ドラム、シャウト


  • マル・エヴァンズ:トランペット[注釈 3]



社会的影響


白人と黒人のハルマゲドンをチャールズ・マンソンは「ヘルター・スケルター」と呼び、砂漠に疑似生活共同体「ファミリー」だけで隠れ住むよう信者に説いていた。自分の信者にシャロン・テートらを1969年に惨殺させた。



カバー


ザ・ローリング・ストーンズの「黒くぬれ!」や、ザ・フーの「マイ・ジェネレーション」などの楽曲と同様にHR/HMの多くのアーティストがカバーしていて、特にモトリー・クルーはこの曲を多くのコンサートにて演奏している。他にも以下のアーティストがカバーしている。




  • ロジャー・ダルトリー(ザ・フー)


  • エアロスミス[12]

  • ボン・ジョヴィ

  • MONORAL

  • VOW WOW

  • 浜田麻里

  • BOOM BOOM SATELLITES


  • U2[13]

  • オアシス

  • スージー&ザ・バンシーズ

  • ステレオフォニックス

  • ディメンション・ゼロ

  • モトリー・クルー

  • Alexandros


また、ビータリカはメタリカの楽曲「ハーヴェスター・オブ・ソロー」と掛け合わせて「Helvester of Skelter」というパロディソングを発表している。



収録アルバム



  • 『ザ・ビートルズ』

  • 『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』 (初期のスローバージョンを収録)

  • 『ラヴ』 (10トラック目に少しだけ収録)

  • 『Tomorrow Never Knows』(iTunes限定配信アルバム)



脚注



注釈




  1. ^ ただしポールは「ピートが何の曲のことを指しているのか未だに知らない」と述べている。


  2. ^ 1996年に発売の『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』には演奏時間を4分37秒に短く編集したものが収録されている。12分のフルサイズは2018年に発売の『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) 50周年記念エディション』に収録されている。

  3. ^ abしかし曲中では殆ど聴こえない



出典





  1. ^ McKinney, Devin (2003). Magic Circles: The Beatles in Dream and History. Harvard University Press. p. 231. ISBN 0-674-01202-X. 


  2. ^ Winn, John C (2009). That Magic Feeling: The Beatles' Recorded Legacy, Volume Two, 1966–1970. Three Rivers Press. p. 210. ISBN 0-307-45239-5. 


  3. ^ Rowley, David (2013). All Together Now. Troubador Publishing Ltd. p. 68. 


  4. ^ Athitakis, Mark (September–October 2013). “A Beatles Reflection”. Humanities. National Endowment of the Humanities. 2016年4月24日閲覧。


  5. ^ Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. p. 487–488. ISBN 0-8050-5249-6. 


  6. ^ Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. p. 200. ISBN 0-312-25464-4. 

  7. ^ abMiles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. p. 487-488. ISBN 0-8050-5249-6. 


  8. ^ “100 Greatest Beatles Songs” (2011年9月19日). 2018年11月22日閲覧。

  9. ^ abLewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. p. 154. ISBN 0-517-57066-1. 


  10. ^ Brown, Mike (2007年). “Helter Skelter”. What Goes On. 2018年9月30日閲覧。


  11. ^ 『ザ・ビートルズ・レコーディング・セッションズ完全版』2009年、シンコーミュージック発行、マーク・ルイソン著、内田久美子訳、247頁。


  12. ^ “Pandora's Box - Aerosmith”. AllMusic. 2018年11月18日閲覧。


  13. ^ “U2 - Helter Skelter”. U2songs.com. 2018年11月18日閲覧。









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