香嵐渓
香嵐渓(こうらんけい)は、愛知県豊田市足助町にある矢作川支流巴川がつくる渓谷。愛知高原国定公園の一角に当たる。
紅葉やカタクリの花などが有名で、毎年県内だけでなく近県からも数多くの観光客が訪れる。
目次
1 歴史
2 名前の由来
3 交通
4 写真
5 周辺
6 関連項目
7 外部リンク
歴史
寛永11年(1634年)に足助にある香積寺の三栄和尚が、巴川から香積寺に至る参道にカエデやスギの木を植えたのが始まりとされる。さらに、地元住民などの手によって数多くのカエデが植え足されたり、散策道がつくられるなどして現在のようになっている。また、香嵐渓のシンボルとも言える待月橋(たいげつきょう)が命名されたのは昭和28年(1953年)。その後3回の掛け替えを経た後、平成19年(2007年)に新たな橋となった。
名前の由来
昭和5年(1930年)に、当時の住職と町長が大阪毎日新聞社社長の来町の際に命名を求め、「飯盛山からの薫風は、香積寺参道の青楓を透して巴川を渡り、香ぐわしいまでの山気を運んでくる。山気とは、すなわち嵐気也」から“香嵐渓”という名が付いた。
交通
下記所要時間は、平成19年度までの交通渋滞が発生していない場合の所要時間である。特に日曜・祝日は足助中心部の国道153号で激しい渋滞が発生する(東海テレビの番組『スタイルプラス』によれば約10kmの渋滞)ため、マイカールートでの所要時間はこの限りではないが、平成20年3月に足助バイパスの一部供用が始まり、通過車両は香嵐渓中心部の迂回が可能になったことから若干改善されるとみられる。
- 公共交通機関
名古屋鉄道
東岡崎駅(名古屋本線)下車、名鉄バスで「香嵐渓」下車(乗車時間約70分)
豊田市駅(三河線)下車、名鉄バスで「香嵐渓」下車(乗車時間約50分)
猿投駅(三河線)下車、とよたおいでんバス さなげ・足助線で「香嵐渓」下車(乗車時間約40分)
浄水駅(豊田線)下車、とよたおいでんバス さなげ・足助線で「香嵐渓」下車
愛知環状鉄道
四郷駅下車、とよたおいでんバス さなげ・足助線で「香嵐渓」下車(乗車時間約40分)
- マイカー
東名高速道路「名古屋IC」から名古屋瀬戸道路「長久手IC」下車。猿投グリーンロード「力石IC」より、国道153号で約20分。
東海環状自動車道「豊田勘八IC」下車。国道153号で約20分。豊田東JCT方面からの場合は「鞍ヶ池PAスマートIC」または「豊田松平IC」で下車してもよい。東海環状自動車道で最も香嵐渓に近いICは、鞍ヶ池PAスマートICである。
写真
香嵐渓の紅葉
三州足助屋敷
香積寺境内
香嵐渓 2011/11/18
香嵐渓 2011/11/18
香嵐橋
周辺
- 足助八幡宮
- 足助神社
- 香積寺
- 三州足助屋敷
風天洞(岩戸山観世音寺)
真弓山城(城跡公園足助城)- 百年草
関連項目
- 香嵐渓ヘビセンター
- 美しい日本の歩きたくなるみち500選
外部リンク
- 足助観光協会
- 豊田市観光協会
- 愛知の公式観光ガイド AICHI NOW 香嵐渓