ラヴリー・リタ









































ラヴリー・リタ

ビートルズの楽曲
収録アルバム
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
リリース
1967年6月1日
録音
アビー・ロード・スタジオ
1967年2月23日、24日、3月7日、21日
ジャンル
サイケデリック・ロック
ミュージック・ホール[1]
時間
2分42秒
レーベル
パーロフォン、 キャピトル、 EMI
作詞者
レノン=マッカートニー
プロデュース
ジョージ・マーティン









サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド 収録曲

A面


  1. 「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」

  2. 「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」

  3. 「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」

  4. 「ゲッティング・ベター」

  5. 「フィクシング・ア・ホール」

  6. 「シーズ・リーヴィング・ホーム」

  7. 「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト」


B面


  1. 「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」

  2. 「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」

  3. ラヴリー・リタ

  4. 「グッド・モーニング・グッド・モーニング」

  5. 「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ)」

  6. 「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」

  7. 「サージェント・ペパー・インナー・グルーヴ




ラヴリー・リタ(Lovely Rita)はビートルズの楽曲である。




目次






  • 1 解説


  • 2 レコーディング


  • 3 構成


  • 4 その他


  • 5 脚注





解説


本作は1967年に発表されたのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録された。レノン=マッカートニー名義だが、実際にはポール・マッカートニーの作詞作曲である。


女性の交通取締官をアメリカ英語のスラングで「Meter Maid(メーター・メイド)」と呼ぶことにヒントを得てポールが作った曲[2]。さらに、ポールが駐車違反でミータ・デイヴィスという名前の女性警官に切符を切られたこと[3][4]。ポールはこのことに怒らず、力強い婦人警官への純情な恋心を歌っているラブソングで気持ちを表した。曲調はポールらしいポップなナンバーであるが、サイケデリックの要素が度々見られ、なおかつジョーク色の強い作品である。



レコーディング


この曲のレコーディングは、1967年2月23日に始まった。この日、4トラック・レコーダーには、トラック1にジョージ・ハリスンのギター、トラック2にジョン・レノンのギター、トラック3にリンゴ・スターのドラムス、トラック4にポールのピアノが録音された。これをピンポン録音し、リード・ボーカルとベース、ポール・ジョン・ジョージの3人のコーラスが加えられた。レコーディング・エンジニアのジェフ・エメリックによると、ポールのボーカル・アレンジはビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンに影響されているという[5]。また、ボーカル録音時はテープの回転速度を落とし、普通のスピードで再生する時に調子が上がるようになっている。


3月21日にピアノソロが加えられた。これはジョージ・マーティンによる演奏で、ボーカルと同様にテープの回転速度を落とし、さらに意図的に古い音を目指してワウを発生させるように工夫して録音している。さらにメンバーはアビー・ロード・スタジオに備え付けられているトイレットペーパーと櫛によって効果音を作っている。そして、曲の最後にはメンバーが色々なノイズを入れて遊んでいる[2]



構成


クレジットはイアン・マクドナルド(英語版)によるもの[3]




  • ポール・マッカートニー - リード・ボーカル、バッキング・ボーカル、ベースギター、ピアノ、櫛とトイレットペーパー、カズー


  • ジョン・レノン - バッキング・ボーカル、ボーカル・パーカッション、アコースティック・ギター(リズムギター)、櫛とトイレットペーパー、カズー


  • ジョージ・ハリスン - バッキング・ボーカル、アコースティック・ギター(リズムギター)、櫛とトイレットペーパー、カズー


  • リンゴ・スター - ドラムス、櫛とトイレットペーパー、カズー


  • ジョージ・マーティン - 音楽プロデューサー、ピアノ


  • ジェフ・エメリック - レコーディング・エンジニア


なお、この曲のレコーディングでジョージがスライドギターを演奏したという説も存在している。



その他


ポールは、2013年から2015年にかけて行なわれた「Out There」ツアーでこの曲を演奏している。


ピンク・フロイドは、この曲のレコーディングを見学している[6][7]。彼らのデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き』に収録の「パウ・R・トック・H」は、この曲に触発されて制作された。



脚注


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  1. ^ Haugen, David (2004). The Beatles. Greenhaven Press. p. 169. ISBN 0-7377-2595-8. 

  2. ^ abジョージ・マーティン『メイキング・オブ・サージェント・ペパー』 水木まり訳、キネマ旬報社、1996年、141-144ページ

  3. ^ abMacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). p. 239. ISBN 1-84413-828-3. 


  4. ^ Everett, Walter (1999). The Beatles as Musicians: Revolver Through the Anthology. Oxford University Press. ISBN 978-0-19-512941-0. https://books.google.com/books?id=eTkHAldi4bEC. 


  5. ^ Emerick, Geoff; Massey, Howard (2006). Here, There and Everywhere: My Life Recording the Music of the Beatles. Gotham Books. p. 171. ISBN 1-59240-179-1. 


  6. ^ Manning, Toby (2006). The Rough Guide to Pink Floyd (1st ed.). London: Rough Guides. p. 36. ISBN 1-84353-575-0. 


  7. ^ Palacios, Julian (2010). Syd Barrett & Pink Floyd: Dark Globe (Rev. ed.). London: Plexus. pp. 198–199. ISBN 0-85965-431-1. 








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