大いなる遺産
大いなる遺産 Great Expectations | ||
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初版本のタイトルページ | ||
著者 | チャールズ・ディケンズ | |
訳者 | 山西英一ほか | |
国 | イギリス | |
言語 | 英語 | |
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『大いなる遺産』(おおいなるいさん、原題:Great Expectations)は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの長編小説。1860年から1861年にかけてディケンズ自らが編集を行った週刊雑誌『All the Year Round』の誌上において発表された。ディケンズの代表作である。
目次
1 概要
2 あらすじ
3 登場人物
4 日本語訳
5 本作を題材とした作品
5.1 映画
5.2 舞台
5.3 その他
6 脚注
概要
この節の加筆が望まれています。 |
孤児である主人公ピップがその少年〜青春時代を回想のうちに語るといった半自叙伝的な形式を用いており、これはまたディケンズがその経験を元にして書いた半自叙伝的な小説である。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権を侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2018年7月)(使い方) |
ピップは墓地で脱走した囚人に出会う。彼に頼まれ、食料とヤスリを家から持ち出し彼に与える。また、もう一人別の囚人を見かけたことを彼に教える。その囚人は結局、再び捕まった。
ピップはミス・ハヴィシャムの館に定期的に招かれるようになり、彼女の養女で冷徹な美少女・エステラに焦がれるようになる。義兄ジョーの弟子となった後、ある人物から巨額の遺産(Great Expectations)がもたらされることが判明し、紳士修行のためロンドンへ向かう。ピップは遺産がミス・ハヴィシャムによるものと信じ、エステラの結婚相手として自分を紳士にさせるのではないかと期待する。
登場人物
この節の加筆が望まれています。 |
- フィリップ・ピリップ
- 愛称はピップ(Pip)
- 赤ん坊のうちに両親と死別。姉夫婦と暮らす。
- ジョー・ガージャリー
- ピップの義兄で、鍛冶屋。妻のジョージアナに敷かれている。
- ジョージアナ・マライア・ガージャリー
- ピップの実姉。
- ビディ
- ドルジ・オーリック
- エイベル・マグウィッチ
- ピップが助けた囚人。偽名はプロヴィス。
- コンペイソン
- ミス・ハヴィシャム
- エステラ
- マシュー・ポケット
- ハーバード・ポケット
- ハヴィシャムの館でピップと決闘してのされるが、ロンドンへ来たピップと親友になる。
日本語訳
- 『大いなる遺産』 山西英一訳、新潮文庫 上下、改版1997年・2013年
- 『大いなる遺産』 山本政喜訳、角川文庫クラシックス 上中下、改版1998年
- 『大いなる遺産 新訳』 田辺洋子訳、広島・溪水社、2011年
- 『大いなる遺産』 佐々木徹訳、河出文庫 上下、2011年7月
- 『大いなる遺産』 石塚裕子訳、岩波文庫 上下、2014年11・12月
本作を題材とした作品
映画
これまでに度々映像化されている。
- 1917年版
サイレント映画、ジャック・ピックフォード主演
- 1934年版
- 日本では『脱獄鬼』のタイトルで上映され、その後『大いなる遺産[脱獄鬼]』のタイトルでビデオが発売された[1]。
- 製作:ユニバーサル映画
- 監督:スチュアート・ウォーカー
- 撮影:ジョージ・ロビンソン
- 出演:ヘンリー・ハル、フィリップス・ホームズ 等
- 1946年版
- 監督:デヴィッド・リーン
- 製作:ロナルド・ニーム
- 脚本:ケイ・ウォルシュ、アンソニー・ハヴロック=アラン、デヴィッド・リーン、セシル・マッギヴァーン、ロナルド・ニーム
- 撮影:ガイ・グリーン
- 音楽:ウォルター・ゴール
- 出演:ジョン・ミルズ、ヴァレリー・ボブソン、ジーン・シモンズ、アレック・ギネス ほか
アカデミー賞2部門(撮影賞【白黒】、美術監督賞・美術装置賞)受賞
- 1974年版
- テレビ映画として作られた。劇場公開はされていない。
- 監督:ジョセフ・ハーディ
- 脚本:シャーマン・イェーレン
- 主演:マイケル・ヨーク、サラ・マイルズ、ジェームズ・メイソン、マーガレット・レイトン、アンソニー・クエイル、ジョス・アクランド
- 1989年版
- 全6回のテレビミニシリーズとして作られた。英国での放映は1991年。
- 監督:ケヴィン・コナー
- 製作:アントニー・I・ギネイン、グレッグ・スミス
- 製作総指揮:キャロル・ルビン
- 脚本:ジョン・ゴールドスミス
- 撮影:ダグ・ミルサム
- 音楽:ケン・ソーン
- 出演:アンソニー・カルフ、ジーン・シモンズ、ジョン・リス=デイヴィス、レイ・マカナリー、アンソニー・ホプキンス ほか
- 1998年版
- 翻案として舞台を現代アメリカに移している。
- 監督:アルフォンソ・キュアロン
- 製作:アート・リンソン
- 脚本:ミッチ・グレイザー
- 撮影:エマニュエル・ルベツキ
- 音楽:パトリック・ドイル
- 出演:イーサン・ホーク、グウィネス・パルトロー、ハンク・アザリア、クリス・クーパー、ロバート・デ・ニーロ ほか
- 1999年版
- テレビ映画として作られた。
- 監督:ジュリアン・ジャロルド
- プロデューサー:デヴィッド・ソノディン
- 出演:シャーロット・ランプリング、ヨアン・グリフィズ、ジャスティン・ワデル、バーナード・ヒル ほか
作品自体高い評価を受けてプライムタイム・エミー賞 作品賞 (ミニシリーズ部門)にノミネートされた。
- 2011年版
- 全3回のテレビミニシリーズとして作られた。
- 監督:ブライアン・カーク
- 出演:ダグラス・ブース、レイ・ウィンストン、ジリアン・アンダーソン、デヴィッド・スーシェ ほか
- 2012年版
- 日本では劇場未公開でWOWOWで放送された[2][3]。
- 監督:マイク・ニューウェル
- 出演:ジェレミー・アーヴァイン、ロビー・コルトレーン、ホリデイ・グレインジャー、ヘレナ・ボナム=カーター、レイフ・ファインズ ほか
舞台
- 1990年宝塚歌劇団で上演された。
詳細は「大いなる遺産 (宝塚歌劇)」を参照
- 2008年栗田監督により新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあで舞台化された。
- 2014年12月から2015年に劇団スタジオライフにより舞台化。
その他
爆笑問題カーボーイ:過去に「少年ピップ」という本作のパロディコーナーが行われていた。
サウスパーク:「ピップ・ピリップ」という同名のパロディキャラクターが登場する。また、シナリオと登場人物を大胆に脚色・改変した本作を元にしたエピソードも制作された。
脚注
^ “脱獄鬼”. allcinema. 2018年7月5日閲覧。
^ “大いなる遺産”. allcinema. 2018年7月3日閲覧。
^ “大いなる遺産(2012)”. WOWOW. 2018年6月2日閲覧。