ベルベル語派







この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(ティフィナグ文字)が含まれています(詳細)
















ベルベル諸語


話される地域:

北アフリカ(主にモロッコ、アルジェリア)

言語系統:

アフロ・アジア語族
 ベルベル諸語


下位言語:



グアンチェ語†


ヌミディア語(英語版)

東部ベルベル諸語(英語版)

西部ベルベル諸語(英語版)

北部ベルベル諸語(英語版)

トゥアレグ語
















Hamito-Semitic languages.jpg

アフロアジア語族の分布(赤色がベルベル諸語





TAMAZIGHT(ティフィナグ文字)


ベルベル語(ベルベル語: ⵜⴰⵎⴰⵣⵉⵖⵜ - Tamazight)は現在主にモロッコ、アルジェリア、リビアで話されているアフロ・アジア語族の言語。
正確に言えばベルベル語派またはベルベル諸語と呼ぶほうが実状に近い、少しずつ異なる同系統の言語群の総称である。




目次






  • 1 概要


  • 2 下位分類


  • 3 他の言語からの影響


  • 4 他の言語への影響


  • 5 参考文献


  • 6 関連記事


  • 7 外部リンク





概要


話者数の多い方言には、タリフィートタマジグト(タマズィグト)タシュリヒートの三つの方言がある。タリフィートは北モロッコ、タマジグトは中央モロッコ、タシュリヒートはアルジェリアで話される。


モロッコ、アルジェリアともアラビア語を重要視する政策をとるため、話者は辺鄙な山間部の村などに多く、家庭の中でしかベルベル語を話さないこともある。しかし、ベルベル語はアラビア語が広まる以前には、北アフリカで幅広く話されていた言語である。


ベルベル語話者は「ベルベル語」という呼称を一般に好まない。これはベルベルがギリシャ語で「言葉がわからない人」を意味するバルバロイから由来することによる。今日ヨーロッパ諸国で比較的よく用いられる言い換えは、本来北モロッコで話されるベルベル語を意味するタマジグト(タマズィグト)である。特に北部ベルベル語を指すときにはこの表現が好んで用いられる。




発話例


北アフリカ諸国ではベルベル語話者を公式の人口統計で集計していないため、ベルベル語話者の正確な人口を知ることは困難である。ベルベル語話者はモロッコ、アルジェリアのほか、中央アフリカ諸国、エジプト、フランスなどに住む。1955年の A. バセットの概算によれば、ベルベル語話者の人口は全世界で約550万人である。



下位分類




北アフリカにおけるベルベル語の分布










  • グアンチェ諸語 †


  • ヌミディア語(英語版)


  • 東部ベルベル諸語(英語版)


    • シワ語(オアシス・ベルベルとも)

    • ソクナ語

    • ナフサ語

    • アウジラ語

    • ガダミス語




  • 西部ベルベル諸語(英語版)

    • ゼナガ語

    • ティンセルト語




  • 北部ベルベル諸語(英語版)


    • シルハ語(タシルハイト、タシュリヒート、タスースィッツとも)


    • 中央アトラス・アマジグ語(タマジクト、タマジグトとも)


    • ゼナタ諸語(英語版)


      • リーフ諸語(英語版)


        • リーフ語(タリフィート、タアリフィートとも)

        • トゥアト語



      • シェヌア語

      • シャウィーア語

      • ティディケルト語

      • ゴマラ語


      • セネド語†


      • ムザブ・ワルグラ諸語(英語版)

        • ムザブ語

        • ワルグラ語

        • グララ語

        • トゥーグラ語

        • 南オラン・フィグイグ語

        • サンハジャ語





    • カビール語




  • トゥアレグ諸語(タマシェクとも)



他の言語からの影響


永きに渡って他の民族による侵略と支配を受けてきたベルベル人の歴史を反映して、ベルベル語には多くの他の言語の痕跡が刻まれている。フェニキア語、ラテン語、ゲルマン語、ギリシャ語など古代にベルベルを征服した民族の言語からの借用語も少なくないが、もっともベルベル語に影響を与えたのはアラビア語である。イスラーム教徒の北アフリカ侵入とベルベル人居住地の征服により、ベルベル人はイスラーム化が進み、言語的にもアラビア語の強い影響を受けた。現在のベルベル語がアラビア文字で書かれることが多いのも、アラビア語の影響であることは言うまでもない。さらに近現代に入ると、スペインとさらにはフランスの侵略と植民地支配により、ベルベル語にはスペイン語やフランス語の単語が多く流入した。



他の言語への影響


ベルベル語はマグレブのアーンミーヤの基層言語として、これらの言語に影響を与えた。これはエジプト・アラビア語に対するコプト語の役割と類似している。またムスリムのイベリア半島支配の結果として、スペイン語やポルトガル語などのイベロ・ロマンス諸語にはアラビア語ほどではないにせよベルベル語の影響が見られる。そしてベルベル人とアラブ人のサハラを越えたブラックアフリカへの遠征と征服、およびイスラームの普及に伴って、いくつかのブラックアフリカの言語はアラビア語とともにベルベル語の影響を受けた。



参考文献




  • 石原忠佳・新開正 『ベルベル人とベルベル語文法』新風舎 2006年 ISBN 4797476206

  • 石原忠佳 『ベルベル語とティフィナグ文字の基礎』 春風社 2014年 ISBN 4861103940



関連記事







  • ベルベル人

  • ティフィナグ文字

  • 標準モロッコ・アマジグ語

  • ユダヤ・ベルベル語



外部リンク








  • Glottolog - Berber (英語)(マックス・プランク進化人類学研究所によるデーターベース)


  • ティフィナグ文字の入力フォーム (フランス語)


  • ベルベル語(ベルベルご)とは(日本語) - コトバンク




Popular posts from this blog

How to make a Squid Proxy server?

第一次世界大戦

Touch on Surface Book