原哲夫

































原哲夫

Japan Expo 2013にて
Japan Expo 2013にて

生誕
日本の旗 日本 東京都渋谷区
(1961-09-02) 1961年9月2日(57歳)
国籍
日本
活動期間
1982年 -
ジャンル
少年漫画、青年漫画
代表作
『北斗の拳』
『花の慶次 ―雲のかなたに―』
『蒼天の拳』
公式サイト
原哲夫公式ホームページ
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原 哲夫(はら てつお、1961年9月2日 - )は、日本の漫画家。東京都渋谷区生まれで埼玉県越谷市育ち。代表作に『北斗の拳』など。お笑い芸人のふかわりょうは従弟にあたる。








目次






  • 1 来歴


  • 2 人物


  • 3 作品リスト


    • 3.1 漫画


    • 3.2 漫画以外の活動


      • 3.2.1 キャラクターデザイン


      • 3.2.2 その他デザイン


      • 3.2.3 音楽






  • 4 出演作品


    • 4.1 テレビアニメ




  • 5 関連人物


    • 5.1 師匠


    • 5.2 アシスタント


    • 5.3 同僚・友人


    • 5.4 親戚




  • 6 脚注


  • 7 関連項目


  • 8 外部リンク





来歴


子供のころは『天才バカボン』や『タイガーマスク』を見て育ち、絵は『タイガーマスク』の影響を受けたという。越谷市立栄進中学校、私立本郷高校デザイン科卒。


日本大学第二高等学校を経て、本郷高校在籍時は漫画劇画部に所属。駒澤大学仏教学部中退。
漫画家を目指して『週刊少年ジャンプ』に持ち込みを始める。高校の先輩である秋本治の仕事場を訪問したこともあったという。卒業後は小池一夫主催の劇画村塾に通いながら、堀江信彦の紹介で高橋よしひろのアシスタントを務める。1982年、『スーパーチャレンジャー』で週刊少年ジャンプ月例賞を受賞。同年、堀江の勧めでモトクロスを題材にした漫画『鉄のドンキホーテ』(週刊少年ジャンプ)で連載デビュー。この作品は人気が出なかったこと、堀江の「原はもっと大きな話が書けるからドンキホーテにこだわらず仕切り直ししよう」という判断などから、わずか連載10回で打ち切りとなる。


1983年、代表作となるバイオレンスアクション漫画『北斗の拳』(『週刊少年ジャンプ』)を連載開始。「秘孔」や「世紀末」といった独特のギミックや世界観で描かれた『北斗の拳』は驚異的な人気を誇り80年代の『週刊少年ジャンプ』を支えると同時に、『DRAGON BALL』、『魁!!男塾』、『ろくでなしBLUES』など、後のジャンプ漫画の作風に多大な影響を与えた。


1990年から1993年まで、隆慶一郎の小説を原作にした時代劇漫画の『花の慶次 ―雲のかなたに―』(『週刊少年ジャンプ』)を連載。これ以来、時代劇漫画を執筆する機会が多くなる。


2000年には集英社から離れ『週刊コミックバンチ』に移籍、以降、後継誌である『月刊コミックゼノン』に執筆している。移籍に合わせ、雑誌の編集や版権事業を手がける株式会社コアミックスを堀江信彦らと共に設立し、役員に就いている。2005年には子供向けの絵本、森の戦士ボノロンのプロデュースを行っている。



人物




  • お笑い芸人のふかわりょうとは、母方の親戚で従兄弟である。原哲夫の叔母(実母の妹)が、ふかわりょうの母親になる。お互いの年齢が離れている為、親戚付き合いが皆無だった。

  • 原が劇画調の画風になったきっかけは、『I・餓男』(アイウエオボーイ)(原作・小池一夫、画・池上遼一)の影響だと原本人は語っている。中学生時代に友人からI・餓男の単行本を借りて以来池上遼一の信者になり劇画の虜になった。その後高校のクラブで漫画を書き出したころはひたすら池上遼一のアクションシーンを研究し、その絵や構図、コマ運びを何度も繰り返し模写したという。特にI・餓男のアメリカ編は徹底的に模写を重ねた。小池一夫の劇画村塾に参加したのもI・餓男のファンだったのがその理由だった。2000年ごろのインタビューによると2000年時点で原の仕事場にあるI・餓男の単行本は5代目であるという。「今でも仕事が行き詰まると読み返す、I・餓男は私の原点」と原は語っている。また原は後の池上遼一との対談で『I・餓男』と同時期の池上遼一の代表作『男組』(原作・雁屋哲)の画にも影響を受けたと池上本人に語っている。

  • 学生時代は松田優作が好きで、学生時代に画風が今と変わらない松田の似顔絵を描いている。北斗の拳の主人公であるケンシロウは、松田優作、ブルース・リー、映画マッドマックス2のメル・ギブソンらがモデルとなっている。

  • 長年にわたる過酷な仕事の影響で円錐角膜を患い、視力はかなり悪くなっている。そのため、患った片目を閉じて描いているが、現在は「根性で描いている」とのこと(絵の線が多いのも、何度も真直ぐな線を引こうと描き直しているためと語っている)。このような事情により、一時期は「蒼天の拳」の連載終了をもって漫画家を引退すると宣言したこともあったが、実際には2010年の「蒼天の拳」の終了後も引き続き「いくさの子 織田三郎信長伝」の執筆を開始し、2018年現在も連載を続けている。

  • 「原哲夫」は本名である。自身は関東育ちだが、関西では「はらてつお」といえば吉本新喜劇の俳優原哲男が非常に有名であり、関西出身の関係者からは幾度も「なんでそんな筆名にしたんですか?」と聞かれ、閉口したらしい。



作品リスト



漫画



  • スーパーチャレンジャー(1982年、『週刊少年ジャンプ』4月10日増刊号、集英社)- 原のデビュー作品。下述の「鉄のドンキホーテ」1996年発売のジャンプスーパーエース版2巻の他、次原隆二「少年リーダム〜友情・努力・勝利の詩〜」の単行本第2巻(新潮社・バンチコミックス)にも特別収録の形で収録されている[1]

  • マッドファイター(1982年、『フレッシュジャンプ』8月号、集英社)

  • クラッシュヒーロー(1982年、『週刊少年ジャンプ』43号、集英社)

  • 鉄のドンキホーテ(1982年 - 1983年、『週刊少年ジャンプ』、集英社) 原案:阿久沢徹行

  • 北斗の拳 [特別読切版](1983年、『フレッシュジャンプ』4月号、集英社)

  • 北斗の拳II [特別読切第二弾](1983年、『フレッシュジャンプ』6月号、集英社)


  • 北斗の拳(1983年 - 1988年、『週刊少年ジャンプ』、集英社)原作:武論尊


  • CYBERブルー(1988年 - 1989年、『週刊少年ジャンプ』、集英社)原作:BOB、脚本:三井隆一


  • 花の慶次 ―雲のかなたに―(1990年 - 1993年、『週刊少年ジャンプ』、集英社)原作:隆慶一郎、脚本:麻生未央

  • 職業兇手(1993年、『週刊少年ジャンプ』、集英社)


  • 影武者徳川家康(1994年 - 1995年、『週刊少年ジャンプ』、集英社)原作:隆慶一郎、脚本:會川昇


  • 猛き龍星(1995年、『週刊少年ジャンプ』、集英社)

  • 輝石燃ゆる時(1996年、『週刊少年ジャンプ』、集英社)

  • 火焰の掌(1996年、『週刊少年ジャンプ特別編集SpringSpecial』、集英社)

  • チェイス-追跡-(1997年、『MANGAオールマン』No.2(巻頭カラー読切40p)、集英社)原作:武論尊


  • SAKON(左近) -戦国風雲録-(1997年 - 2000年、『月刊少年ジャンプ』、集英社)原作:隆慶一郎、脚本:二橋進吾

  • 九頭龍(ヒュドラ)(1997年 - 1998年、『MANGAオールマン』、集英社)原作:生田正


  • 公権力横領捜査官 中坊林太郎(1998年 - 2000年、『BART3230』、集英社)監修:佐高信


  • 阿弖流為II世(2000年、『月刊コミックGOTTA』、小学館)原作:高橋克彦


  • 蒼天の拳(2001年 - 2010年、『週刊コミックバンチ』、新潮社)監修:武論尊


  • いくさの子 織田三郎信長伝(2010年 -、『月刊コミックゼノン』、徳間書店)原作:北原星望

  • 北斗の拳−LAST PIECE−(2013年、『月刊コミックゼノン』、徳間書店)原作:武論尊



漫画以外の活動



キャラクターデザイン




  • マッスルボマー(1993年、カプコン)


  • スーパーマッスルボマー(1994年、カプコン)


  • 森の戦士ボノロン(2005年6月 - 、ノース・スターズ・ピクチャーズ)(プロデュースも兼務)


  • いただきマッスル!(2006年4月 - 2007年9月、中京テレビ)オープニングのレギュラーキャラクターイラスト



その他デザイン




  • K-1 ワールドグランプリ2007パンフレット表紙(2007年12月、K-1)パンフレット表紙絵

  • 「いくさの子×名古屋市」コラボ 桶狭間PRポスター[2]



音楽




  • パチンコ「CR花の慶次〜斬」(2009年、ニューギン)


    • ひとひらの花(プレミアム大当たりBGM)作詞(森由里子と共著)

    • 煌き(プレミアムラウンドBGM)作詞



  • パチンコ「CR花の慶次〜愛」(2010年、ニューギン)


    • 修羅の果てまでも(確変モードBGM)作詞

    • 最後の戦士〜DARING WARRIOR〜(プレミアム大当たりBGM)作詞





出演作品



テレビアニメ



  • DD北斗の拳(2013年) ボス 役(モデルは原本人)[3]


関連人物



師匠



  • 高橋よしひろ

  • 小池一夫



アシスタント



  • 巻来功士

  • 森田まさのり

  • 戸舘新吾

  • 渡辺保裕

  • 出口竜正

  • 鬼窪浩久

  • 長沢克泰

  • 長谷川哲也

  • 柳田東一郎

  • 松森茂嘉

  • 今泉伸二


  • 真船一雄[要出典]


  • ウラモトユウコ[要出典]

  • 辻秀輝



同僚・友人



  • 宮下あきら

  • 荒木飛呂彦

  • 北条司



親戚


  • ふかわりょう

原はふかわが小学生だった当時に逢って以降再会のチャンスに恵まれなかったが、2010年、ROCKETMANが自身のベストアルバム『thank you for the music!』を発表するに辺り、原に裏ジャケットのイラストを依頼したことから再会を果たした[4]。原は『爆笑問題のバク天!』(2004年9月25日放送)で、レギュラー降板がかかったふかわに応援イラストを送ったこともある上[5]、原夫人と娘がふかわと親しいことも明かしている[6]


脚注





  1. ^ 「少年リーダム」話中では原の名前が「原島哲」と変更され、タイトルが変更されている(北斗の拳を始めとした他の作品名も同様)が、単行本表紙や話中で使われたカットは実際の作品のを使用している。さらに原自身も「少年リーダム」2巻のインタビュー「描線の律儀」にも登場している。


  2. ^ “報道資料 平成28年10月3日発表 漫画家「原哲夫」先生の作品「いくさの子 ―織田三郎信長伝―」とコラボレーションして「桶狭間の戦い」のポスター、パンフレット等を製作し、全国に向けてPRします!” (PDF). 名古屋市. http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/cmsfiles/contents/0000088/88134/281003okehazama.pdf 2017年5月7日閲覧。 


  3. ^ 話中でも「(CV 原 哲夫)」と表記されていた。


  4. ^ ふかわりょう、原哲夫ジャケでベスト盤 サンケイスポーツ 2010年7月21日閲覧


  5. ^ 『爆笑問題のバク天!』公式HP


  6. ^ ふかわりょう、原哲夫ジャケでベスト盤 サンケイスポーツ 2010年7月21日閲覧




関連項目



  • 本宮ひろ志


  • 立川志加吾(雷門獅篭) - 『風とマンダラ』で、頻繁に原が登場した

  • 有名人100枚の絵でつなぐ カンボジア学校建設プロジェクト



外部リンク


  • 原哲夫公式ホームページ









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